先週の話をひとつ。
土曜日の育成会総会前日の放課後のことである。
担任の先生たちが、「少しでも来ていただいた甲斐があるように。」と、総会の後に行われる「学級懇談会」の準備に勤しんでいる金曜日の放課後。
手に手にモップやほうきを持った生徒さんたちが校舎内に目立つ。
聞けば、生徒会の皆さんが、「明日、ご来校いただく保護者の皆様を気持ちよくお迎えするために。」と、自発的に清掃してくれているのだった。
有り難いことに、以前から、生徒会の皆さんや部活動の皆さんが、校舎やキャンパスの散らかっている箇所、汚れているところをキレイにしてくれている場面を見たことはあった。
今回のような「学校行事で来校いただく皆様のために」という気持ちは、また「格別に嬉しいな。」と微笑む吾輩であった。
「陰徳を積む」という言葉がある。
そもそも「徳を積む」とは世のため、人のため、はたまた自然環境のため、社会のためなど何かのために善行を積むことを「徳を積む」と言う。
特に、「陰徳」とは、人知れずゴミ拾いを行うとか、見返りや礼を求めたりせず、人に見えないところで善行を積むこと。
長崎日大の日常を具に見ていると、ボランティア活動を意欲的に進めている生徒さん、朝早くから国旗・校旗を掲揚してくれる生徒さん、素敵な言葉や嬉しいニュースなどを継続して掲示している先生たち、長崎日大をいつも心に留めて見守ってくれている卒業生や保護者の皆様、お仕事以上に生徒さんのことを考えて親切にしてくださる業者さんなどなど。
生徒さん、保護者様、先生たち、職員の皆さん、卒業生の皆さん、お世話になっている業者さん、地域の皆さんなどなど、たくさんの方々の「徳」に支えていただいていることがよくわかる。
世のため、人のため、そして、自分のために、少しでも多く「徳」を積んでいきたいものである。
本日はここまで。