長崎日大の本館前には「100年の庭」と称される花壇がある。
創立50年記念事業のひとつとして完成したもので、四季折々に整った美しい景観をみせてくれるなかなかに趣向を凝らした庭園である。
猛暑が続く本日、生徒さんたちの楽しい様子を眺めつつ、校舎内~キャンパスを歩き回っていると、「100年の庭」あたりに人影が。
近づいてみると、日よけの完全装備をした技術職の先生方であった。朝夕のスクールバスの運行に加えて、校内の軽作業に携わっているのである。
くらっときそうな日差しの下、一生懸命に庭園の枯れ木や雑草の除去など整えてくれていた。
何とも有り難しである。思わず、冷たい麦茶を持って駆けつけた。
吾輩たちが常々忘れてはいけないのは、私たちの長崎日大は「見えるところ」「見えないところ」に関わらず、みんなの力で成り立っているということである。
学校のみならず、私たちを取り巻く世の中もしかりである。
みんなの力で世の中が回っているにもかかわらず、懸命に頑張りすぎていると、つい「自分はこんなに頑張っているのに。」「誰もわかってくれない。」とか思ってしまうことがある。吾輩もそんなときがあった。
みんなが自分と他者の頑張りを認め合い、お互いに対する感謝とリスペクトを大切にして優しい気持ちで生きていると、素敵な世の中になることだろう。
綺麗事とお叱りを受けるかもしれないが、せめて、長崎日大という空間ではそこを目指していきたいものである。
本日はここまで。