1学期の終業式を迎えました☆

7月20日、1学期を締めくくる終業式が、全校放送によって実施されました。まず、校長先生のお話しです。「自粛」から「自衛しつつの活動」に変わってきた今も、最優先されるべきものは「健康と命」であると熱く語られました。そして、激動の1学期を創意工夫して前進した生徒全員に、心から敬意を表されました。

次に「平和の尊さ」についてお話がありました。長崎に投下された原子爆弾による惨状を伝えられ、戦争がいかに「人間同士の争いによって起こる最も恐ろしい災害」であるかを話されました。とくに印象に残ったのが、校長先生による詩の朗読でした。全校生徒に向けて、時折声をつまらせながら、優しく語りかけられました。紹介させていただきます。

おとうちゃん   小学三年  柿田 佳子

にぎやかな広しまの町 
そこでしんだ、おとうちゃん 
げんばくの雲にのっていったおとうちゃん 
おしろのとこでしんだ、おとうちゃん 
わたしの小さいときわかれたおとうちゃん 
かおもしらないおとうちゃん 
一どでもいい、ゆめにでもあってみたいおとうちゃん
おとうちゃんとよんでみたい、さばってみたい 
せんそうがなかったら、おとうちゃんはしななかったろう 
もとのお家にいるだろう 
にいちゃんのほしがるじてんしゃも 
かってあるだろう

そして最後に次のように締めくくられました。
「原子爆弾が投下されて終戦を迎えたあの夏から、75年が過ぎようとしています。長崎の地で学んでいる私たちは、絶えず世界の平和について考え、人類の福祉に貢献する使命があると思います。今、私に何ができるかを考え、平和な日常がいかに尊いものであるかを感じ、思いやりの心を大切にして過ごしてください。価値ある夏になることを祈り、終業式の言葉とします」

続いて、至誠推進講話です。肥田主任より次のようなお話しとビデオの紹介がありました。

「みんな心を一つに、笑顔を絶やさず本当によく頑張ってくれました。マスクをしていてもわかる君たちの笑顔!本当に素敵です。その笑顔のおかげで、誰もが癒され、勇気を持って前に進むことができました。本当にありがとうございました。この1学期はさまざまな場面で、人を思いやることの大切さ、美しさを強く感じることができました。その一つがポカダンです」と話され、次のようなビデオを紹介されました。

そして「思いやりのバット」と題し、次のように締めくくられました。

「思いやりを大好きな野球に例えます。思いやりはバットです。思いやりのバットを握って、しっかり振り続けましょう。いつかバットはボールをとらえ、夢の軌跡を描くでしょう。しかし、思いやりのバットを持たずに大人になると大変です。振っても振ってもボールは前には飛びません。バットを持たないのに打てるはずがありません。そのうち、どうせ無理!私なんか…という言葉がつい出てきます。マイナス言葉です。君たちのまわりは幸い、プラス言葉にあふれています。みんな君たちを励まし応援しています。だから安心してください。思いやりのバットをしっかり握って、まわりが喜んでくれると思うボールを、思いっきり振りぬきましょう!正しいと思うことを、胸を張ってやってみる夏にしてください!チャレンジ日大!幸せをつかむ夏!にしてください」

みんなの願いは「健康・安全・安心 そして気持ちよく」。
健康第一!命ファースト!

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