今年度は何かと例年と違う動きが多く、緊迫感のある毎日であるからだろうか。やっと7月か、4月からの3ヶ月をとても長く感じてしまうのは吾輩だけだろうか。
とはいえ、「文月(ふみづき・ふづき)」突入である。
昨日の続きである。
自学室を訪れたお客さんとは?
画像を見ていただきたい。
自学室の壁の「合格一直線」の激励張り紙である。卒業生のサインも幾つか入っている。
よく見ると、その張り紙とガラスの間に、お客さんが。
見事な「トンボ」であった。
それがまた、「合格」の字の上に、上昇方向に留まっている。
縁起がいいなぁと一枚写真を撮り、さて、どうしようかと考えていた。
そこに現れたのが、毎朝、校舎内の清掃をしてくださっている力野理事長先生であった。
自学室内のモップの柄を駆使して、あっという間に、
「トンボレスキュー」完遂であった。
その後、元気に羽ばたくトンボを優しく両手の掌で包み、窓から逃がしていらっしゃった。
「小さなことかもしれないけど、生徒の皆さんや先生たちに良いことがありますようにと、何でもいいから、小さな良いことをして徳を積むんだ。」と話す力野先生であった。
何十年と続く早朝の校舎清掃をはじめ、生徒がこぼしたジュースやコーヒーの染みを拭き取っている姿も見受ける。そのお気持ちが「有り難し」である。
不徳を自認する吾輩も機会を逃さず、「小さな徳」を積む運動に参加せねばと思う期末考査2日目の朝であった。
本日はここまで。