招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R4 8/22

夏休みの最終週である。
本日は、長崎日大の「職員研修」の日である。

毎年、8月の下旬に実施する本校の「職員研修」は主となるテーマにおける学びと2学期に向けての、コース・科、教科、学年、分掌等における作戦会議の二本立てで進められる。

今年度は、「ICT推進の一環としての採点システムについて」と昨年度に続き採択された「長崎県私学よかとこ推進プロジェクト」の「教え方改革について」の学びである。

様々なデジタル化が推進され、教育現場におけるアップデートが求められる昨今である。

当然、乗り遅れてはいけない。しかし、上滑りしてもいけない。

長崎日大の基礎・基本は「愛情基本の教育」である。

本校創学者である永田菊四郎先生は、「日本大学を思う」をはじめとする幾多のご著書の中で「愛情は、元来、教育の元である。人格の触れあいも、人間理解も、さらにはまた、研究や指導もみな愛情に基づく。愛情なきところに教育はなく、愛情なき者は教育者たるの根本的資質を欠くものである。」と述べておられる。

さらに、「全教職員が愛情教育に意を用いて、研究や教育の面についてのみならず、課外活動や生活指導の点などにも、こまやかな愛情を注ぐべきである。それは教師の心の持ち方ひとつにかかるのである。すなわち、ちょっとの心づかいによって、案外大きな効果を上げることができるのである。」とも記されている。

新しい学び、新しい教育が、巷間、声高に叫ばれる昨今であるが、長崎日大がその根底に「愛情基本の教育」を抱くことは、変わってはいけないと思う。

本日はここまで。

PAGE TOP