招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R2 8/6

ご存じのとおり、長崎県のコロナウイルス感染が急激に拡大している。
諫早市の中学校の部活動停止や延期となっていた柔道・剣道の中総体中止、高校においても部活動の県外チームとの練習試合等の禁止要請など、相次いで緊急の対策も講じられている。

長崎日大としても諫早市の中学校や長崎県の高校の対策と歩を同じくして進んでいるわけだが、さらに、8/7から8/11まで予定していた「進学強化ゼミ」※の中止と8/11に予定していた「部活のオープンスクール」の延期を決定した。

吾輩注※「進学強化ゼミ」は、そもそも長崎日大の夏の恒例行事である中3から高3までの「学習合宿」の代替措置として計画していたものである。

「合宿ができなくて、その代わりの進学強化ゼミもなくなるのか。」と、教材準備に勤しんでいた先生たちは落胆の色を隠せない。

「よーし!やるぞ!」と意気込んでいた生徒さんたち、特に、高3の生徒さんたちは残念な顔をしている。

県外チームとの対外試合に燃えていた部活動の生徒さん、顧問の先生たちも急な変更にあわてて対応している。

しかしながら、今の県内、他地域の状況を見ると、やむを得ない。やるせない思いを噛みしめつつも、今できることを落ち着いてやるしかない。

先生たちや生徒さんたちの顔を見るのもつらいなぁと思っていた今日の夕刻、高3担任の塩田先生が飛び込んできた。

「先生、これを見てください!」と言って、吾輩に見せてくれたスマホの画面には、以下のような画像が映っていた。

 

おそらく、自分たちで買ってきたであろう飲み物等のプレゼント、メッセージには「進学ゼミなくなったけど、頑張ります。先生大好き!」と書かれていた。「泣かせるっ」、もし吾輩が塩田先生なら号泣していたと思う。

塩田先生も目を潤ませながら、「鳥肌たちました。」と。

「学校は大変ですね。ご心配が尽きないでしょ。」とお声がけをいただくことの多い昨今である。毎日が「心配」の中で生活しているようなものである。

しかし、長崎日大には、このような生徒さんたちや保護者様、先生たちの温かいヒトコマや、ちょっとしたときに垣間見える優しさ、燃えるような教育に対する情熱を感じる瞬間がある。

これに支えられているんだよなと感謝する夕刻であった。

本日はここまで。

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