本日は長崎日大の文化祭である「桜菊祭」を開催した。
先般から申し上げているとおり、時間短縮・規模縮小どころか、いつもの賑やかな「桜菊祭」とは全く異なる文化祭となった。
しかしながら、秋の好日に、生徒の皆さんや先生たちの理解と協力のおかげで「良い一日」が過ごせたのではないかなと思う。
最後のご挨拶で吾輩が話したことを、一部ご紹介しよう。
弁論も文化発表も展示されている作品も非常に素晴らしいものでした。
発表の時間は数分という短時間です。作品も完成したものが展示されています。しかし、そこに至るまでの「かけた時間」「かけた情熱」というものが、確実に、私たち「聴く・観る・感じる」立場に、伝わってくるものだったと思います。また、よく聴き、よく観て、よく感じるということが伝わってくる皆さんの観覧の態度も非常に落ち着いた、意識レベルの高いものだったなと
思います。このようなスタイルで、文化祭を開催できる長崎日大の生徒さんのことを私は心から自慢に思います。
さて、朝からも申し上げましたが、昨日のステンドグラス風に装飾した長崎日大の校舎は本当に美しいものでした。しかし、私にとってみれば、たとえ、ステンドグラスで飾ってなくても、日常の長崎日大は輝いて見えます。生徒の皆さんと先生たちや職員の皆さんが、色々とうまくいくことも、なかなか思い通りにならないことなどもあっても、毎日毎日、根負けしないで、頑張ってくれている長崎日大の校舎は私にはとても美しく輝いて見えます。
生徒会のみなさん、文化部の皆さん、デザイン美術科の皆さんをはじめとする全校生徒のみなさん、ご指導いただいた先生方、ご協力いただいた職員の皆様に、心から感謝を申し上げます。
心からそう思って話した次第である。表現者に対する敬意を持った鑑賞態度、「できることをできるだけ、落ち着いて和やかに」という現在求められているスタイルが本日の「桜菊祭」に観ることができたなぁと思う吾輩である。
本日はここまで。