連休明けの火曜日である。新人戦などの秋の大会も一段落、今週末からは期末考査という1週間の始まりである。
週末の話題としてひとつ触れておきたいことがある。
日曜日に開催された、「長崎県中学校柔道競技新人大会」についてである。
諫早市で優勝し、県大会出場を決めた長崎日大中学校柔道部は、団体の部において優勝、個人戦においても55㎏級、60㎏級、81㎏級、90㎏級で優勝を果たすなど、見事な成績であった。
県大会で優勝すること自体、大したことなのだが、試合当日の松本先生、原口先生、そして柔道部諸君の様子を見ていると、長崎県ではなく、まだまだ遠くを、その先にある舞台を見つめていることが伝わってきた。
さて、触れておきたいこととは、中学の柔道部の大活躍もさることながら、大会の進行を懸命にサポートしていた高校の柔道部諸君についてである。
特に、(以前にも触れたが、今年度公式戦出場が全くないままに卒業を迎えようとする)高校3年生の部員諸君である。
今回も率先して、会場の整備、進行の補助、中学生のサポートに勤しんでくれていた。
後輩たちの試合を録画したり、進行を手伝ったり、試合後の畳をキレイにしてくれている姿などを見ると頭が下がる思いがした。
計り知れない無念の思いを抱きつつも、今後に向かって稽古に励みつつ、後輩たちを引っ張り、全体のために寄与してきた高校3年生たちである。
全国の舞台においても、かなりの成績を残したであろう選手たちもいる。
大学進学後に、必ずや一層の活躍を見せてくれると期待している。
そして、後輩たちはその高校3年生の大きな背中を見て育っている。
本日はここまで。