ここのところの2つの取り組みを見つめてみて、ちと考えた。
2つの取り組みとは、中学1年生の学年集会と高校2年生対象の進学説明会である。
中1の学年集会は、先生たち主導ではなく、生徒たちが自分たちの生活上のルールを見直すというテーマでの話し合いのようだった。
なかなか結論、決定には至らなかったが、自分たちで意見を出し合い、まとめようとする姿が微笑ましかった。
うまくいかなくて当然である。
しかし、発言すること、反論すること、とりまとめること、それぞれに経験していかないとできるようにはならない。
生徒さんたちの懸命な取り組みが嬉しかった。
時間はかかる。
それをあえてやらせてみている中1スタッフの先生たちの姿勢も嬉しかった。
高2対象の進学説明会は、今まさに正念場を迎える高3の取り組みと併行して、1年後を目指しての取り組みである。
「最終学年になってから」と考える人も多いかもしれないが、高2の冬休み、3学期から春休みの期間の使い方で大きな差がつく。
今の時期に、生徒さんにも保護者様にもお伝えしておきたいことは多い。
確かに、進路決定の時期は各人様々であろう。個人的な事情も伴うので当然である。
しかし、「あわてて決めなくていいけど、考えることは早く始めよう。」ということである。
よって、考えるために必要なものを意識して準備しなくてはならない。
何かを選択、決断するには「考える」ことが必要である。
「考える」ためには、説明を聴く、質問するということによって得られる情報・知識が必要である。
また、その情報・知識を元に考えたことは、それを言葉にして発信することでさらに磨かれていく。
先般お伝えした面接練習などは、その好例であろう。
練習する中で、自らの志望の動機や将来の目標が言葉として磨かれ、内容として定まっていくのである。
「常に考えることを大切にする」長崎日大でありたいものである。
本日はここまで。