先週の長崎日大において、ICT公開授業と並んで進んでいた取り組みとして「校内読書週間」がある。図書委員会の平石くんが「図書館だより(読書週間特集)」を届けてくれた。
恒例の取り組みであるが、慌ただしい朝のひととき、一定の時間各クラスの全員で「本を読む」、生徒さんも先生たちも。なかなかに良い光景である。
事前に読む本を決めて持ってきている生徒さんもいれば、「あっ!」と慌てて、図書館に借りに来る生徒さんもいるそうである。それはそれで微笑ましい(笑)。
読書週間のある日、ラウンジで本を広げている生徒さんに声をかけた。
「読書週間では、どんな本を読んでいるの?」
即座に、ポンポンと、作家さんの名前が飛び出してきた。
瀬尾まいこ、有川浩、江國香織、伊坂幸太郎、有栖川有栖…村上春樹、筒井康隆…などなど、時を超えてのラインナップである。
村上春樹、筒井康隆あたりを聞くと、さらに作品名を聞きたくなるところである。
誰の作品でもどの作品でもかまわない。読めば必ず血肉となる。
電子書籍派か紙派かの論争も良いかと思う。ただし、正解はない(笑)。
それぞれに良さがある。
大切なことは「適切な使い分け」であって、優劣や黒白をつける類いのものではない。
現代の中学生、高校生は吾輩たち大人よりもずっとその分別を持って使いこなしているようだ。
本日はここまで。