招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 2/28

卒業式を明日に控えた本日、長崎日大吹奏楽部の「定期演奏会」が開催された。時節柄、感染防止に努めた上での無観客という形での実施であった。
しかし、しかし、2年越し(昨年度はコロナ禍のため中止)の思いを込めた熱演に、ご一緒した力野理事長先生とともに、涙腺が崩壊した吾輩である。

以下は、当日お話しした吾輩からのご挨拶である。

 ご来場の保護者の皆様をはじめとして、多くの方々のご支援により、本校吹奏楽部 第38回 定期演奏会を開催できますことを心より感謝申し上げます。
思い返しますと、昨年の春、思いも寄らない新型コロナウイルス感染症の発生により、定期演奏会の開催が危ぶまれました。直前まで、永石先生と検討を続けましたが、残念ながら中止という非常につらい決断を下しました。笑顔とパワフルがトレードマークの永石先生がそのとき流した悔し涙を私は忘れることができません。
その後、定期演奏会のみならず、あらゆるコンテスト、コンクール等が中止となり、応援や学校行事においても吹奏楽部の演奏を聴く機会がなくなりました。私は吹奏楽部の皆さんの顔を見ることすら「つらいな」と思いつつ、スカイホールや校舎の内外で懸命に練習を続ける部員さんたちを見つめていました。しかしながら、吹奏楽部はまったく変わることなく、暑い夏も寒い冬も懸命な取り組みを続けていました。
また、ほとんどがリモートでの参加とはなりましたが、限られた機会に全力を尽くそうとする吹奏楽部の姿、スポーツパークいさはやの命名式における久しぶりの屋外での演奏、諫早中央体育館でのマーチングのビデオ撮影など、渾身の力を振り絞る姿は、コンクールの金賞以上に輝いていました。改めて、素晴らしい吹奏楽部だなと感じております。
そして、その素晴らしい部員さんたちを、常に温かく応援していただいている保護者の皆様、ご指導いただいている永石先生、豊田先生、本日のスペシャルゲストでもいらっしゃる三好直英先生、吹奏楽部OBの皆様に、特段の感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。
さあ、2年越しとなる定期演奏会です。吹奏楽部の思いを込めた演奏とパフォーマンスを心ゆくまでご堪能いただくとともに、明日、卒業の日を迎える彼らが乗り越えてきた充実の日々に思いを馳せていただけたら幸いです。以上、ご挨拶といたします。

最初から最後まで、素晴らしい定期演奏会であった。
吹奏楽部の皆さんと保護者様に感謝と敬意を表したい。

本日はここまで。

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