招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R2 6/9

昨日の放課後、6時くらいだったか。「いきなり」である。
教務主任の「キングカズ」こと、坂本先生に「明日、創立記念日の前日ですから、帰りのSHRの校内放送で何か話してくださいね。」と頼まれた。

そばで微笑みながら見ていた今井教頭先生が「帰りの時間だから、あんまり長く話しちゃだめですよ。3分くらいで。」口調は優しかったが、眼は厳しく光っていた(笑)。長く話してはダメだということだろう。

さて、長崎日大の創学者である永田菊四郎先生について語るにも、校訓である「至誠・勤労・創造」について語るにも。3分である。なかなか難しいなぁと思いつつ、校訓を反映させた「クリエイト・アカデミー・プログレス、そして、デザイン美術科について話そう!」と決めた。

以下のようにまとめた次第である。

長崎日大は、皆さんご存じのとおり、クリエイト・アカデミー・プログレスというコースとデザイン美術科から成り立っています。
実はこの名称と校訓には関係があります。

まず、至誠です。最高の誠実さを意味しますが、これは、人がどうであれ、自分自身を真っ正面から見つめて、今の自分より少しでも成長しよう、一歩でも前進しようとする「プログレス」というコース名と通じるものです。「成長・前進・プログレス」です。

次に、勤労は、勤勉なたゆまぬ努力であり、たくましい実行力を表します。
学業でも部活動でも物事を深く考え、あらゆることから学びとろうとする「アカデミー」であり、創意工夫をして何事も乗り越えていく「アカデミー」です。

最後に、「創造」は、何も無いところから新たなものを生み出す挑戦です。不撓不屈の精神で、「無から有を創り出す」「不可能を可能にする」挑戦を続けることです。新しい世界と時代を創り出すという点で「クリエイト」であり、デザイン美術科の「アート」ともつながります。

「至誠・勤労・創造」の校訓は、長崎日大に集う私たち全員が大切にしなくてはならない「魂の構え方」を意味するものですが、皆さんが所属するそれぞれのコースと科には、校訓と同様に、長崎日大が目指す大きな願いが込められています。

長崎日大を支えているのは、生徒の皆さんひとりひとりです。そして、皆さんのプログレスコース、アカデミーコース、クリエイトコース、そして、デザイン美術科です。それぞれがかけがえのない大切な存在です。

長崎日大は、その4つの集団が、自信を持って元気に躍動し、お互いの異なる頑張りを認め合って、お互いの存在の価値を尊重することで、長崎県はもちろん、全国においても、今以上に胸を張れる学校になれると私は信じています。

創立記念日にあたって、皆さんが、入学のときの思いや自分たちのコースの「目指すもの」について改めて考えていただき、思いを新たに、自分を大切にし、お互いを大切にし、長崎日大を大切にしてくれることを心からお願いして、
今日の話を終わります。

こんな感じである。ちょっと気持ちとアドリブがはいってしまったのだが、
幸いに、3~4分程度に収まったようで、坂本・今井両先生も穏やかな表情であった(ホッとしたのである)。

永田菊四郎先生をはじめ、諸先生方、諸先輩方、卒業生の皆様、卒業生の保護者様、関係の皆々様、創立から半世紀余、長崎日大、生徒・保護者・教職員みんなで頑張っていますよ。とお伝えしたいものである。

本日はここまで。

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