いよいよ9月に突入である。
落ち着かない毎日が続いているが、月日は確実に進む。
国語の授業をしていたころは、古典の「月の異名」を説明するときに、夏休みが終わって二学期になったら、久しぶりの授業が長く感じるだろ。
だから、9月は「長月」って覚えるんだよ。などと冗談交じりに話していたことを思い出す。
真面目に話すと、
陰暦(古典の世界のカレンダー)の9月は、陽暦(現代のカレンダー)の9月と時期が違う。陽暦は陰暦から1か月ほど遅れている。つまり、陰暦の9月とは、陽暦の9月下旬から11月上旬頃に当たるのである。
よって、諸説はあるが、「長月」というのは「夜長月」からきているというのがもっともらしい話である。
「長月」は、稲刈月、紅葉月、菊月、菊咲月、彩月、梢秋、寝覚月などという別称もある。いずれも風情がある。
9月、10月と、日本ならではの秋の風情を楽しみたい季節が巡ってくるが、大学のセレクションや大学入試関係での県外へのおでかけも増えてくる時期でもある。
もちろん、不要不急ではないのだが、できる限りの注意を喚起して、生徒の皆さん全員の無事を、秋の名月に祈りたい。
本日は、国公立、私立大学の推薦入試関連の志望校検討会であった。
ここからさらに何度も何度も回数を重ねていくのだが、高3担任の先生たちと話していると、その生徒さんたちに対する熱い思いが伝わってくる。
コロナ禍の影響は続くかもしれないが、慎重に慎重に、着実に着実に、進路実現に向けて、みんなで力を合わせて「全員・全力・全う」である。
本日はここまで。