長月も終了。神無月に突入である。
カレンダーも残り3枚、歳月人を待たずである。
2学期の中間考査が迫る今週、「準備をしっかりやれよー!」と明倫館をのぞくと、顔見知りの寮生くんが声をかけてきた。
「先生っ、これ良かでしょう!」
見せてくれたのは、古文単語の小テスト、満点である。しかも、そこに「100点おめでとう。部活動もきついだろうけどここからも頑張ってな。」と添え書きがしてあった。
ほんの一言であるが、新チームとなり主力として鍛えられはじめた高校1年生にとってはとても嬉しかったようだ。
「次も満点取って先生を喜ばせろよ!」と励ますと、「それはどうかな?」と笑っていた。可愛いものである。
続く翌日、高校1年担任の村山先生から、これまた良いものを見せていただいた。
びっしりと添削とアドバイスが記された課題プリントの束であった。
おそらく返却を依頼された村山先生が嬉しくなって見せてくれたのであろう。
長崎日大の日常において、受験前の個別指導や生徒さんが志願しての添削指導などは、けっこうよく見かける光景である。
しかしながら高校1年生の基礎的な科目において、全員(おそらく200人以上)分の課題プリントにこれだけ細かい書き込みがしてあるのは珍しい。
「Excellent」「Very Good」の書き込みも光っている。
それを経て改めて、長崎日大の職員室を眺めると、普段の職務にあたる中、黙々と小テストの採点、課題のチェック、個別添削に勤しんでいる先生方がいる。
こつこつ、コツコツと生徒さんも先生方も努力を積み上げている音が聞こえてくるような気がする。
これもまた、長崎日大の誉れである。
本日はここまで。