学年末考査~卒業式と終了し、今年度終業式を待つ、ここ2週間である。とはいえ、長崎日大では意欲的かつ魅力的な取り組みが随所に展開されている。
一度では語りきれないので何回かに分けてご紹介しようと思う。今回は、中高の取り組みをひとつずつである。
中学校では、中1から中3まで、それぞれのクラスの代表者による「英語暗唱発表」、中3の「修了研究発表」が開催された。
流暢な英語に加え、身振り手振り、そして、笑顔まで駆使した英語暗唱、「大したもんだなぁ」と驚いた。
中1の皆さんの頑張りも素晴らしかったが、やはり、中2、中3と学年が上がるとクオリティーも比例して上がっていく。
日大中で学ぶ日々の大切さを実感するものだった。
そして、しっかり研究と構成が施された研究発表。
毎年のことではあるが、いい歳したおじさんである吾輩が中3の皆さんの発表を聴いていて勉強になるのである。不勉強が身にしみるのである。
それと同時に生徒さんの可能性を感じるのである。
発表というものは、すへからく、うまくいった、いかなかったが問題ではなく、まずは取り組んだ発表者へのリスペクトが必要である。
本日の発表を聴く生徒さんたちの後ろ姿を見ていたが聴く態度にも感心したしだいである。
勇気ある発表者の皆さん、しっかりとその発信を受け止めていた皆さん、ありがとうございました。
さて、今度は高校生である。
2年1組の皆さんが「SDGsポスターセッション」に取り組んでいた。
一般に、ポスターセッションは、自らの研究テーマに沿った調査・考察・感想などを一枚のポスターにまとめ、掲示した上で自ら説明・発表を展開する。中には、質疑という形で聞き手との対話も展開することがあるそうな。
今回は、SDGsの概念に添ったテーマに17名の精鋭たちが挑んでいた。
研究の内容の質が高いなと感心したが、何よりもその発信力に驚いた。どこに出しても恥ずかしくないトークが展開されていた。また、それに聴き入る仲間たちの態度も素晴らしく、その知的な空間は、まさに全国トップレベルだと感じた。「これだけのことができる生徒さんたちなんだな」と誇らしかった。
また、余談ではあるが、本日の発表者の中に、中学1年生の時に一緒に「言語技術」の授業で学んでいた生徒さんたちが何人かいらっしゃった。4年の歳月を経て、すっかり幼さが消え、大人に近づいた風情、発表する姿勢など、大いなる成長を感じた次第である。
ともかく、常日頃から忙しい毎日を送っている皆さんが、世界を、地球を、未来を考えて語っている。これほど嬉しいことはない。
スポーツや文化活動の活躍も、大学への合格も非常に喜ばしいことである。
しかし、本日のような取り組みがなされていること、これもまた長崎日大の誉れである。
2年1組の皆さんの取り組みと態度に感謝と敬意を表したい。
本日はここまで。