2020.10.25~10.31

2020.10.31 主体的・協働的な学び

11月1日(日)まで開催中の、デザイン美術科卒業制作展「はじめまして、」。多くの生徒・保護者様に足を運んでいただいております。文字どおり”卒業制作”を行った主役の高3生の作品については、トップページやことちか日記をはじめ、学園HP内で様々に取り上げられていますので、ここでは下級生の取り組みの中で印象に残った物を1つご紹介いたします。

上の画像は、高2「平面構成」の授業による成果物です。この授業では、童話『ジャックと豆の木』を読んで、一人ひとりが文章(言語)から喚起されるイメージを黒一色の切り絵で表現するという課題に取り組んだそうです。更に魅力的だったのは、各場面を繋ぎ合わせ一つの物語作品が完成する”連作”となっていたことでした。

我々国語科が指導している「言語技術」の単元に”絵の分析”というものがあるのですが、言語⇔絵画という点では私たちの指導と真逆の手法を活かしていると言えます。「これが描かれているから、こうだと言える。」を「こう言っているから、これを描く。」と転換できるところに、感性と論理性のハイブリッドを感じました♪教師任せ、他者任せの読解からは決して生まれない主体的な制作活動であったはずです。一方で、前後を科の仲間が創作するという前提に立って向き合う自己表現は、まさに協働的と形容するに相応しい学習です。見事な連環が仕上がった時の達成感や感動は、この学習の成果を大いに高めてくれるものだったことでしょう☆

新しい学習指導要領の中では「主体的で協働的な学び」という教育観がキーワードとなっていますが、独特の専門性の中で見事に実践しているものでした。豊かな感性に触れるつもりで訪れた制作展で、授業のヒントも得られて一挙両得!そんな”芸術の秋”の午後となりました。

2020.10.30 長崎の代表として!

本日昼、長崎バス観光株式会社の方がお見えになり、明日から始まる高校野球秋季九州地区大会に出場する本校野球部に激励品を届けてくださいました。お忙しいところ、わざわざ長崎市からお越しいただきまして、誠にありがとうございました。

公式練習と重なっており、あいにく野球部は不在にしておりましたが、エールを込めた記念品を池内校長が大切にお預かりいたしました。

県大会では、大崎高校に次ぐ準優勝を果たし、センバツを賭けた九州大会への出場権を獲得しました。4枠をかけた熾烈な戦いは、平成11年以来の春の甲子園を目指す本校の悲願であると同時に、長崎県の高校として応援してくださる県民・県内企業等の皆様の期待を背負った、県代表としての挑戦でもあります。

いよいよ明日から九州大会が始まります!皆様、長崎日大野球部への応援を宜しくお願いします。

2020.10.29 限界のその先へ

一歩踏み出せるなら もう一歩踏み出せる

今月の言葉がリニューアル☆彡アメリカのクライマー、トッド・スキナーの言葉だそうです。未踏の領域を求めて挑戦を続ける、クライマーらしい名言ですね♪

「こんなもんかな。」「このぐらいでいいだろう…」我々はつい、ある程度までやったところで満足したり妥協したりしてしまいますよね?!しかし、そこでストップしているとそれ以上の成功や伸長は望めませんし、その妥協地点は”慣れ”の中で徐々に前倒しになっていくことでしょう。

そんな時こそ、この言葉を思い出し「よしっ、あともう少しやってみよう!」と行動できるようにしたいですね。自分に限界を作らず、常にその一歩先を目指す。その積み重ねはきっと、大きな進歩・成長になって表れるはずです。

2020.10.28 文化を継ぐ者

クリエイトコースの高校2年生から、「良かったら観てください!そして宣伝してくださ~い♪」と左のチラシを貰いました。
JAPAN LIVE YELL project in ふくおか 伝統芸能博
という12月のイベントの案内で、能・筝曲・狂言など、日本の古典芸能が一堂に会し披露する発表の場となっています。

このチラシを持って来てくれた高校2年生の大野生織君は、幼少期から”島原子ども狂言”への参加を続けており、毎年行われる「島原薪能」という有名な県内イベントにも毎年出演しています。今回は、その技量を買われ福岡から乞われての出演です!より大きな舞台で堂々と太郎冠者を演じる姿が、今からとても楽しみです。

現在、スポーツの秋において、長崎日大の活躍が世間を席巻しております。そんな中、彼のように古(いにしえ)からの文化を継ぐ者が、文化の秋に活躍してくれるというのも何とも嬉しい限りです。

12月20日(日)お昼からのイベントで、youtubeの配信もあるようです。詳しくは JAPAN LIVE YELL project in FUKUOKA で検索ください♪

2020.10.27 追試あれこれ

色々な授業を通して、小テストが行われています。知識の確認や、短時間で活用したい発想力や応用力の具合を見るためには最適で、授業の開始時や朝のSHRなどを用いて実施されています。

当然、一定の成果をもとに線引きをし、追試験を実施します。生徒の皆さんには屁理屈に聞こえるかもしれませんが、決してペナルティではありません…あくまでも力を付けてもらうことが狙いであり、平常点などの挽回・回復のチャンスにしてほしいという思いで行うものです。

先日、”リフレーミング”というメンタルの持ちように関する話題を紹介しましたが、生徒の追試への反応は実に様々です。今どきの若者言葉で言えば、「ワンチャンあるっ!」と考えて見直しの上で臨み、サラッと合格していく生徒。前もって時間を伝えてあるにもかかわらず、会場に来るなり「ちょっといいですか?」とおもむろに範囲の見直しを始める生徒(このパターンは残念ながら不合格率が高いです…)。ポジティブな面は買いますが、だったら準備しておいでよ(苦笑)。そして、「またかぁ~」と不満オーラ全開で来る生徒。やらされているという受け止め方で来ていますから、当然準備不足な場合が多いです。

やり方は色々ありますが、今私が取り組んでいる追試験は、授業内の本試と全く同一の物です。出題も例文3つとかなり狭い範囲です。まったく同じことのやり直しですから、ぜひここは頑張ってほしいところ♪生徒たちは、1教科だけを学んでいるわけではありませんから、時には準備が間に合わない・気分が乗らない時だってあるはずです。全ての授業内で完璧に小テストをクリアできるとは限りません。そんな時、でも次のチャンスで確実にしようと動ける。そんな気の持ち方は、学力伸長のために大切にしてほしいですね♪

2020.10.26 合格には5(ごー)角(かく)が大事!

今度の週末に、進研模試「総合学力テスト」が実施されます。高2生にとって新たな変化は、「地歴公民・理科」が新たに加わる点でしょう!

ご存知のとおり、国公立大学への一般的な合格ルートは「大学入学共通テスト → 2次個別入試(前期・中期・後期日程)」となります。大学や学部・学科によって差異はあるものの、国立大学の大半は「5教科(国語・数学・英語・理科・社会(地歴と公民ですが便宜上括らせていただきます)」の大学入学共通テストの結果が、まずは重要視されます。

高1段階では、国数英の3教科型の学習サイクルを過ごして来ましたが、文理選択が終わった高2において、どれだけ自覚を持って理科・社会に取り組めているかは極めて重要です。その「自覚」がどれだけ結果として表れるかということが、今回試されることになりますね!

過去の卒業生を見ても、理科(物理・化学・生物)や、地歴(日本史・世界史・地理)公民(現代社会・倫理政経)の仕上がり具合が、最後の最後で明暗を分ける場面をたくさん見てきました…国公立を本気で目指すのであれば、5教科のバランスが必須☆彡

合格を目指し、意識的に5角(ごーかく)を整えていきましょう!

2020.10.25 後悔先に立たず

今日のネットニュースに「就活生の”裏アカ”特定サービス」が進んでいることが話題になっていました。不適切な言動・行動などの投稿によって個人のアカウントが“炎上”するケースが増えており、就労後にこうした「SNS炎上」を起こすリスクのある就活者かどうかを採用前にあらかじめ判断する材料として、表向きのアカウントとは別の匿名アカウント、いわゆる「裏アカ」を特定するものです。実際、就職内定が見直されたり、予定の部署からの配置転換を決めたりと、1ヶ月程度しか経過していないサービスながら早速効果を発揮しているそうです。

18歳以上を成人と見做す法改正を受け、このような流れが大学生(大学入試)について起こっても、もはや何の不思議もありません。大学の名に傷をつけ、大学生活を混乱させる因子をわざわざ招き入れる必要はありませんよね。一般入試で早々にとはいかないでしょうが、学校選抜型入試や総合選抜型入試の合格者がチェック対象になる時代は、意外と早く訪れるかもしれません…

だからというわけではありませんが、あらためてSNSの使い方などに対し、中・高校生は危機意識を持つ必要があると思います。ネット上に残した言葉は、たとえ自身が削除しても完全には消えませんし、そもそも、面と向かって言えないことを裏でコソコソ書くような表裏のある人間性が社会で認められるはずがありません。長崎日大の中学・高校で、これから進む大学や企業などで、一時の感情で誰か(何か)に向けた言葉が一大事となり後で悔やんでも、取り返しはつきません…

社会の眼はますます厳しくなっています。機器が常に時代を先取り最新の物に変わっていくように、一人ひとりのリテラシーやモラルもアップグレードする必要があります!

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