2020.10.18~10.24

2020.10.24 少し余裕があるうちに…

私立大学の入試日程も、秋になって大方判明したところで、国公立大学本命の生徒にとって気になるのは「併願対策」ではないでしょうか?もちろん第一志望の国公立大学に首尾よく合格を果たすことが、皆さんにも我々にも一番の目標ですが、浪人という選択肢を考えない以上は想定として視野に入れておかなければならない現実もあります。

特に今年は、新型コロナウイルス感染症対策も考えなければなりません。都市部にある私大のキャンパスに、何度も足を運ぶのは感染リスクを考えても心配だ…全国の受験生の多くがそう考えても不思議ではありません。となると、大学入学共通テストを利用した入試制度(昨年までで言うところのセンター利用型入試)への出願は増えることになるかもしれません。この場合、共通テストが合否判定の資料となりますので、あらためて個別に受験に行く必要がありませんから。もしそういった傾向が現実に現れるとすれば、当然合否ラインは高めに引かれることになります。昨年度までのデータがどれだけアテになるかは微妙になってきますね…

また、実際に受験に出向くとしても、併願受験を何回(何校)組むのか、国公立前期日程まで何日余裕を残して終えるのか、連続で設定するのか飛び石受験プランにするのか…など考えることはたくさんあります!経費も当然大きく変わってきますし、心身の状態も試験日程と合否結果によって異なってくるはずです。そして何より「2月25日の前期日程まで、ほぼ私大の入試に追われていて対策が出来なかった」なんてことになっては本末転倒です。

日本大学のN方式という入試日程は、我が長崎日大で、しかも複数学部学科の合否が同時に得られるシステムで受験できる、とってもお得な併願チャンスとなっています。これも含めて、自身の併願戦略をどう組み立てるのか、時間と心にまだ少し余裕がある今のうちに、ある程度のプランニングをしておくことをおススメします。ご不明な点は、担任・進路指導部などに遠慮なくご相談ください!

2020.10.23 論理的思考力を鍛えよう!

最近は、11月のはじめに進研があることもあり、授業・講座・課題においてその対策の場面が多くなっています。土・日の課題も進研に向けた対策を課したこともあり、高1の金曜トップレベル講座では、この先を見据えた少し違う学習をしてみようということで時間を使いました♪

主に時間を割いたのは、小論文の基礎となる論路的思考に基づく文章表現の演習です。一例ですが、「”コミュニケーションを図る上で大事なのは、”自己主張する力”と”聞く力”のどちらか?」という題で、短い文章を生徒に書いてもらいました。以下は、生徒が最初に文章を書いた後、重要なポイントを指導して、その後推敲して整えたものです。

私は、コミュニケーションを図る上で大事なのは「聞く力」よりも「自己主張する力」だと考える。なぜなら、自己主張により多くの意見が出されることで、双方向から物事を考えることができるからだ。確かに、相手に気持ち良く話をしてもらうという意味では、聞く力があった方が良いだろう。しかし、たとえ意見がぶつかったとしても、互いの意見を知ることで新しい発見や考えが生まれることもあるし、そもそも聞く人だけでは対話が成立しない。したがって、自己主張を明確にできる力が、コミュニケーションを深めるためには重要である。

こんな感じです。指導のポイントは色を付けて示した部分になります。独りよがりに自身の主張ばかりを書き連ねるのではなく、一般論として、反論としてどのようなことが挙げられるかを認識した上で、それを踏まえて自分の考え方を対比的に論じていく。それを意識することで、論理的で説得力のある主張文が整っていくのだということを指導します。もちろん、「どちらも大事にすべき!」実生活の中ではそれも正解でしょうが、これではそもそもの問い(自己主張の力or聞く力)に応じていませんから、完全NGです!コーヒーとホットミルクを出しているお店で、カフェオレを注文するようなことをしても、読む側は迷惑で評価してくれません。

小論文にしろ、記述式の答案にしろ、論理的思考力・批判的思考力は合格に向けて必須の素養と言えます。早い段階から習得に向けて準備を進めていった方が賢明ですね☆彡

2020.10.22 ☆4枚の切符☆

九州地区高等学校野球大会の組み合わせ抽選が行われました。県大会準優勝という好結果によって県代表に選ばれた本校は、11月1日(日)の第1試合で、宮崎県代表の宮崎商業と対戦することが決定しました。

各県から上位2校が集まる今大会。どの試合も緊迫したゲームが予想され激戦必至です!そして、どの学校も、まず目指すは「春の甲子園(センバツ)に向けた4枚の切符」です。地元長崎が開催県になったのも幸運な巡り合わせ☆彡もちろん、一戦必勝で初戦突破を目指す地に足を付けた戦いが大切ですが、ベスト4をかけた試合は、何と”諫早市第1野球場”で行われます。まさに”ド・ホーム”です♪普段どおりのプレーと日大野球で勝利を掴み取ってほしいと思います。

エースでキャプテンの石橋君は、選手宣誓の大役も射止めました。日大で始まり、日大で締めくくる。そんな九州大会になりますように!

コロナ対策もあり、球場での観戦は難しい局面もあろうかと思いますが、どうか長崎日大野球部への応援を宜しくお願いします

2020.10.21 評論アタマを作るには?

大学入試にしろ、高2までの模擬試験にしろ、国語は「評論・小説・古文・漢文」の組み合わせで問題が構成されています。
もちろん個々人の苦手意識の差はあると思いますが、やはり苦戦するのが評論ではないでしょうか…?

これをやれば完璧などという攻略法はありませんが、まずは論理的で硬質な評論をしっかり読み抜く習慣をつけることが大切だと思います。筋肉をつける時に筋トレをしますが、楽々持ち上がる重量を何十回も上げるより、なかなか上げきれない重さを懸命に数回上げた方が筋肉に効くと思います(当然、トレーニング上の使い分けは有ると思いますが)。評論アタマを磨くのも、これと良く似ています。自分の理解力以下の簡単な文章を読んで「分かる分かる」とニヤケていても、試験本番の評論文は読解できません。「はっ?えっ?何が言いたいの…」と頭を抱えたくなるような文章と対峙し、線を引いたり語句の意味を調べたりしながら、少しでも筆者の主張を把握しようとする。そして、解答解説や授業での説明を通して、「どこが読み取れ、どこで読み誤ったか?」を丹念にチェックしていく。この繰り返しの中で評論を読む力は研ぎ澄まされていきます。

時間制限のない課題(宿題)だからこそ実践できるトレーニングです。”読書の秋”を満喫することもステキですが、問題読解と読書では決定的に”読み方・意識の置き方”が異なります。所謂「骨のある評論」にどんどん挑戦して、評論アタマを鍛えましょう!

2020.10.20 点数は同じでも…

大学入学共通テストに変わり、外国語(英語)にも大きな変更があります。これまで(センター試験の頃)筆記200:リスニング50を200点満点に換算し、160:40で計算していました。

ところが、今回の新テストからはR(Reading)100:L(Listening)100の配点になり、これをのように扱うかについては各国立大学で判断することになっています。おおまかな調査結果を上図で示していますが、旧来型の4:1と配点どおりの1:1がパターンとして多いことが分かります。

シミュレーションしてみましょう。例えば合計140点を、「①R80点、L60点」で取った場合と、「②R60点、L80点」で取った場合です。
4:1 ①R128+L24=152点 ②R96+L32=128点
1:1 ①R80+L60=140点 ②R60+L80=140点
と、同じ合計140点でも、比率が変わるとその評価が変わってきます。言い方を変えると、4:1の大学はReadingでしっかり点数を取っておかないと評価点は下がってしまうことになり、1:1の大学はListeningを鍛えておかなければ致命傷になりかねないということになります。

もちろん、どちらにも自信があると言える状態に持っていくことがベストであることは言うまでもありませんっ!4技能のバランスの良いスキルUPを日頃から意識して学習しましょう☆彡

2020.10.19 リフレーミング

今日は、長崎県の副校長・教頭会があり、県内の色々な高校の先生方と一緒に会議に参加してきました。

総会の途中にメンタルヘルスの講演会があり、「自己肯定感を高めるには?」という観点から、産業カウンセラーの先生を講師にお招きしてご指導を賜りました。その中で印象に残ったのがリフレーミングという発想法でした。枠(ワク)のことを「フレーム」と言いますよね?!つまり、今までの考え方の枠組みと異なる見方・アプローチをすることで、意図的にポジティブで健全な思考へと切り替えていく考え方を指しています。自分の性格、上手くいかない現状…ついついネガティヴになってしまいそうなところを、真逆のフレームから見ることで反転させることができます。たとえば手元に500円あったとします。「500円しかない…」と考えがちなところを「500円もある。○○が食べられる♪」などのように思考し直すと、何だか嬉しい気持ちにもなれますよね?

自分のメンタルを保つために活かせる方法であると同時に、他者を肯定的に捉えてコミュニケーションを円滑にするためにも、このリフレーミングは有効です。高3の先生方もこれを上手に使いながら、皆さんの入試をサポートしてくれています。そうです、調査書です!

どのような入試形態であれ、高校3ヶ年の生徒の学習・生活面などに関する記録を公的にまとめた「調査書」が必要となります。当然、生徒にとってプラスな資料になってほしいですから、「まったく…お調子者なんだから」と思う生徒は「明るい人柄で常に人を和ませることができる」となり、「頑固だなぁ~」というタイプは「芯が強く流されない自分を持っている」とリフレーミングされています。

秋になり、1日に何十枚もの調査書が点検に回ってきています。それを見る度に、紙面からクラスの生徒へのエールが伝わってきます。

2020.10.18 中学生の進路も”応援”します♪

本校の他に、外部で本校の入試説明や相談を行う「入試個別相談会」の機会が、秋口を中心に年に数回あります。

今日は長崎市内のセントヒル長崎様をお借りして、その相談会を開催しました。数組の公立中の3年生と保護者の方がお見えになり、全体会ではなかなかできない突っ込んだ質問や個別のご相談を賜ることができました。中には、東彼杵からわざわざお越しいただいたご家庭も。お忙しい週末の訪問に、心より感謝です♪

もちろん、心の奥底には「長崎日大で一緒に学校生活を送ってほしい」「長崎日大にお預けいただきたい」との思いはあります。それは私学人として当然のこと。ただ、それ以上に私たちには、15の春の選択を教師という目線から共に考えお手伝いさせてほしいという願いがあります。今日、一緒に説明会を担当したどの先生方からも、同じ思いや熱が伝わってきました。本校生の進路応援だけでなく、中学生・小学生の進路についても応援できる学校でありたいですし、そのご家庭の最善策が日大を選ぶことであるよう、今後も努力して参ります。

25日(日)には、島原・雲仙エリアを対象にということで、雲仙・福田屋様をお借りしての個別相談会を実施いたします。ブログをお読みいただいている皆様のお知り合いで、小6・中3をお持ちのご家庭がございましたら、ぜひともご紹介ください!

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