2020.10.11~10.17

2020.10.17 奥深き児童絵本

長く筑波大学附属小学校で国語教師としてご活躍を続けられ、現在は桃山学院教育大学で後進を育成しておられる、二瓶弘行先生の特別公開授業がありました。今年で13年連続となるこの企画ですが、全国の学校・教育委員会などから引く手あまたで、スケジュールがほぼ埋まりっ放しの二瓶先生がこれだけ長く長崎日大に関わっていただけるというのは奇跡のような幸運ですっ!

午後の教員対象ワークショップでは、小学校の先生方が大半であったことから、低学年教材の定番である「大きなかぶ」を通して”作品の心をどうやって「自力読み」を通して掴ませるか?”の指導法・実践法についてご指導を賜りました。

児童絵本と侮るなかれ!聞けば聞くほど奥が深く、物語を読むとはどういうことなのかを考えさせられるご教示でしたし、小学校時代の自分が如何に「何となく」でしか読み取っていなかったかを痛感いたしました。そして、指導内容が現在本校でも取り組んでいる「言語技術」に相通じるものがあり、方向性として決して間違っていないことを確認させてもいただきました。教員を頑張って続けていけば、また中学校で国語を担当する機会もあるでしょう。その時のために、今日の学びも大切に心に留め置こうと思います♪

どのような学びをいただき、どのような思いを共有できたのかは、私の言葉よりも二瓶先生ご自身のお言葉の方が伝わるかと思います。教授を務めておられる大学でのインタビューを引用させていただきます。

2020.10.16 生き方の選択に自覚を

コロナ禍の影響で延期を繰り返していた「高1キャリア教育」の第2回をようやく開催することができました。とはいえ、まだまだ油断できる状況ではなく、体育館を端から端まで使って間隔を取り、多少眩しくスライドが見にくいことは覚悟の上で、上下の窓を開放したままの実施となりました。

本日の講演は、ベネッセコーポレーションの池松翔太氏を講師にお招きし「文理選択~生き方の選択~」というテーマで話していただきました。もともと文理選択のポイントについて話して講演いただく予定でしたが、時期がズレた関係もあり「コース・文理を決めた今、高1の後半をどう過ごすか?」という観点から講演をお願いしました。文系・理系という大枠から、学部・学科に興味を絞り込む方法や、これからの時代に即応した職業選択が欠かせないことなど、大切なヒントをたくさん頂戴しました!

後半は、自身がこれから決めた希望進路に向けてハンドルを切る(前輪)にあたり、推進力となる基本的な学習習慣(後輪)をどう駆動させていくかというお話しでした。2枚目(下)画像の説明箇所が印象的だったのですが、九州の高校生は2年中旬から3年にかけて成績が下がる傾向にあることを、全国をブロック別に分けたグラフを用いて指摘してくださいました。比較的真面目な気質である九州の生徒たちは、最初(高1)は言われたことをきちんと守ろうと心がけ取り組むため、成績も一定の伸びを示す。しかし、「受身の学習しか出来ない」「学習をノルマとしか捉えきれない」など、自身の為に求めて学ぶことの重要性を認識して行動するという点では、他地区の高校生に対して見劣りするそうです。そのため、内容の工夫や志望別の対策を主体的に進める必要性が出てくる時期になると、とたんに伸び悩む…と、耳の痛い指摘をズバッと仰っていただきました。

もちろん、ダメ出しではありません。今、その傾向に気付いておけば、長崎日大の高1生は違う折れ線グラフを辿っていける!そのように考えての池松氏からの”愛のあるご指摘”でした。何しろ、ベネッセ九州支社でご活躍中の池松様は本校の卒業生です♪可愛い後輩たちに成功してほしいっ!そんな思いが壇上から伝わってきました。

貴重なお話をたくさん伺うことができたキャリア教育でしたね。高1の皆さん、さっそく自分の生活に、学習に、行動に活かしていこう☆彡

2020.10.15 535,244人!

令和3年度大学入学共通テストの出願期間が終了し、大学入学センターから正式にプレス発表がありました。

今年の長崎日大高3生とともに、初の共通テストに挑むのは53万5,244人。このテストだけで合否が決まるわけではありませんし、他の選抜方法もありますから一概には言えませんが、国公立大の定員が約10万人であることを考えると、身が引き締まる大一番になることは間違いなさそうですね♪

気になっていた第2日程での出願者は、全国で789人。受付は完了したものの未処理分が3,000人ほどあるようですので、若干増えるかもしれませんが、全体の0.2%を下回る程度のごく少数で落ち着きました。本校としても、第1日程を前提に指導可能であるとの見解を文書でお示しした結果、全員が第1日程を選択しました。よって、大半が同じ土俵で学力を測定することになり、平等性という点でも安堵しています。

既報で本番まで90日余りということをお伝えしましたが、プレスリリースがなされたことで一層リアルに大学入試の雰囲気が高まってきました。
現役生は試験のその瞬間まで学力が伸び続けると言います。そう考えれば、まだ時間≒チャンスはあります。少しでも良い状態で1月16日・17日を迎える準備をしていきましょう!

2020.10.14 行動が変われば…

今日、授業を担当しているクラスの女子生徒3名が、休み時間に職員室を訪ねてきました。

「先生っ、今度の土曜日は部活動で公欠になるので、週末の課題を先にいただけませんか?」との相談でした。2つ返事で「わかった♪」と返事をし、翌日学級全体に対してまとめて週末の連絡・指示を完了しました。

何気ないやり取りかもしれません、しかしとっても大切な行動だと思いませんか?同じ「部活の為、週末に学校を休む」という出来事でも、「大会で学校に来ていなかったので出来ませんでした。」「課題をもらっていません。」と事後に報告があるのと比べて、我々の受け止め方もそうですが、何より自身の対処(フォロー)の負担が雲泥の差になります。全てを次週に持ち越し倍増となれば、時間もかかり、当然やり方も雑になりがちです。その点、先に把握しておけば、スキマ時間や大会後の休日利用も多少は可能になるでしょう。

行動が変われば結果が変わる 彼女たちが部活動と両立しながら、成績上位をキープしている理由の一端が垣間見えた出来事でした♪

2020.10.13 2ケタ突入…

下記のリンクからこんなサイトを見ることができます。
http://shikenbi.link/
長崎日大の高校3年生諸君、ついに大学入学共通テストまで100日を切りました! 90何日と考えれば、まだまだあるような錯覚にも陥りますが、13週間ちょっとと考えるとどうですか?日々の学習や模擬試験に追われ、あっという間に過ぎる1週間を思うと、かなり近くまで迫ってきていることを実感することでしょう。

ただし、皆さんはやみくもに焦ってはいけません。冷静に、残った期間と自分の状況を分析し、いつまでに何をするかという日・週・月単位の目標を設定して1つずつクリアしていきましょう。勿論、その目標設定は予定をパンパンに詰めてはいけませんよ!少し余力を残すぐらいの計画が、良い微調整の機会になると思います。夏に頑張って撒いた”努力の種”も、秋になりそろそろ実り始める頃。みんなの力は、まだまだパワーアップするはずですよ♪

実るほど 頭の冴える 日大生かな(本句取り/字余り)
みんなは、現在進行形で伸び続けているよっ!自分を信じて、冷静に、でも熱い気持ちで勉強を続けよう。

2020.10.12 慎重に!

(船が)摂津の国を入らんとしけるとき、悪風にあひて、すでに入海せとしけるとき、

宿題の古文に、赤文字の部分「ん」の文法的意味と活用形を書く問題が含まれていました。同様の形が前文(傍線を引いた箇所)に出てくることもあってでしょうか、意志・終止形との解答が多く見られました。確かに、傍線部分はとっても分かりやすいですよね…「(船が)摂津の国に入ろうとした」わけですから、”ん”は意志(~しよう)の意味になります。

ただ…ただですよ、設問部分は強風(悪風)に煽られて「転覆・沈没(入海)しそうになっていた≒転覆してしまうだろう状況が迫っていた」という文脈であって、何も舟が望んで(意志を持って)沈没しようとしているわけではないですよね?! よ~く、慎重に読めば分かるはずです。

宿題を早く済ませたい!生徒たちのそんな心理は良く理解できます。しかし、宿題だから(試験ではないから)こそ時間に追われずじっくり向き合えるというのもまた事実。慌てて解かねばならない試験に備え、確実な知識を積み上げるための慎重な読解を心がけましょうね♪

2020.10.11 あと2つ!

現在、春の選抜大会への出場権をかけた九州大会の県予選となる「秋季九州地区高校野球 長崎県大会」が行なわれています。

長崎商業 0 0 0 0 0 0 0 2 1 0  1 
長崎日大 0 0 0 0 0 0 0 1 2 0  2 5

9回裏に同点に追いつき、延長11回サヨナラゲームで長崎商業戦に勝利しました。おめでとう~!!
球場には足を運べませんでしたが、中盤を過ぎた辺りから結果が気になって仕方なく、県高野連のHPをスマホでチェックしては(更新)ボタンを連打して、進捗状況を確認していました。勝利を知った際は、周りに人もいましたが思わず「よっしゃ!」と声が出てしまいました。

気が早いですが、これで頂点まであと2勝!次は海星高校戦です。昨夏の準決勝、悔しい延長13回タイブレークでの敗戦の雪辱を果たす絶好のチャンス到来です。野球部の皆さん、頑張ってください!
やっぱり、スポーツの秋に長崎日大は良く似合う☆彡

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