朝、学校に来てみると、第1グラウンドではサッカー部がすでに練習試合を開始していた。体育館でもいつもの練習が元気よく!武道場をのぞいてみると、おなじみ柔道部のみんなの練習中で熱気に溢れている。
柔道部の練習には、高校3年生の姿が。今年度、公式試合はもちろんのこと、代替の大会もないままに、1年間を過ごしている諸君である。
インターハイをはじめとする全国レベルの大きな大会での活躍が期待されていた選手たちである。その心中は察して余りある。
しかし、彼らは稽古を欠かすことなく、次のステージに向かって「強くなろう」「後輩たちを鍛えよう」としてくれている。頭が下がる思いである。
さて、本日は、長崎県高校野球の秋季大会準々決勝である。先日お伝えしたとおり、長崎日大は小浜高校さんを0対6からの大逆転(12対6)で破り、ベスト8にコマを進めている。
本日の準々決勝の相手は、これまた強豪校であり、伝統校である長崎商業さんである。
試合は初回から7回まで0が並ぶ投手戦であった。
8回の表に思わぬ乱れから、2点を先制される。
ここまで相手投手の力投に1ヒットに抑えられている状況から危機感が募る。
ところが、その裏、すぐに1点を返し、9回に望みをつなぐ。
しかしながら、9回表に残念な形で1点を取られてしまう。
1対3となり、通常であれば、勝負あったかに見えた瞬間であった。
しかし、しかしである。今大会の長崎日大は違う。
9回裏に2点を挙げ、逆転サヨナラのチャンスまで作ったのである。
長崎商業さんもさすがの実力校、細かい野球でディフェンスし、延長戦へ。
10回は双方0。
11回の表に長打2本で1点を取られる。
この試合で初めてヒットによる得点を許してしまった。
ここまでか?と思ってしまって申し訳ない。
11回裏、見事な連打で2点を奪っての逆転サヨナラ勝ちとなった。
熱い熱い試合であった。
長崎商業さんにしても、長崎日大にしても、力を振り絞ったいい試合だったと思う。
両チームに感謝と敬意を表したい。
平山監督率いる「令和の長崎日大」のチームカラーが少しずつ鮮明になってきているような気がしたナイスゲームであった。
本日はここまで。