招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R2 11/19

近頃、昼休みや放課後、生徒さんの面接練習の姿が目立つ。
日本大学をはじめ、国公立大学、私立大学の推薦・AO入試などの、面接試験や小論文試験の「最後の総仕上げ」といったところだろう。

嬉しいことに、吾輩のところにも「面接練習をお願いします。」「小論文のアドバイスを。」などなど、尋ねてきてくれる生徒さんが増えてきた。

もちろん、担任や教科担当の先生方との練習で充分なのだが、まあ、たまには違うおじさんとの練習も刺激があっていいかなと、一緒に練習している。

自らの進路を切り開こうとして、懸命に「言葉を語る」「言葉を綴る」その姿は見ていて感動的である。

「昔取った杵柄」となってしまうが、昔々、進路指導主任を務めていた頃によく話していた「面接心得(優しい版)」が出てきた。

もうひとつ(厳しい版)があるのだが、ここではご紹介を控えておく(苦笑)。

面接特集(優しい版)
面接は、暗記したセリフをかまずに言えることがベストなのか?
そうではない。
最高の面接は、試験官との会話が論理的に成り立つことである。

服装・髪型などは気合い入れすぎないで自然体で!

① 入室・退室  一般的な準備は必要、しかし、神経質になる必要はない。

② 志望の動機 二種類求められることが多い。一つずつ準備・二つをまとめておく
________例 なぜ教師になりたいのか なぜこの大学か
※志望の動機はどんな形であれ、必ず求められる。
_かなりテンパった状態でも言えるように準備しよう。
_丸暗記より、ポイントの暗記がオススメ。
_バッチリな原稿の暗記もいい、しかし、気持ちがこもるかな?

③ 面接の基本は、座標軸をイメージすること。
__Y軸は、時間軸→現在・過去・未来
__現在…志望の動機
__過去…高校時代について  頑張ったこと  思い出
__未来…大学でやりたいこと  将来の進路(就職) 理想の○○
X軸は、パーソナルデータ
__長所短所・趣味・特技  最近、読んだ本や気になるニュース
__学校の__特徴  家族  得意(不得意)教科などなど

④ 姿勢まっすぐ  目線は基本正面、語りかけ   声は大きくゆっくりと

⑤ 圧迫面接(意地悪面接)や専門的な内容に対しては、落ち着いて謙虚に対応

⑥ 言葉に詰まっても、言い間違えても、致命傷とはならない。

最悪は、伝わらない声、明らかな準備不足、 黙り込む、挙動不審
____※緊張しすぎるとこれに見える

結局、相手は何を見ているのか 見当はずれの志望をしていないか。
________________学習意欲を持っているか
________________協調性があるか。
________________常識を持っているか。
________________適性を持っているか。

夢に向かって羽ばたこうとする生徒さんたちとのしばしの面接練習は、吾輩にとって至福のひとときであった。

今週末は多くの生徒さんが勝負所である。頑張れ!日大!である。

本日はここまで。

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