水曜日の放課後、長崎日大では職員会議を開くことが多い。
本日はその時間を利用して、「成績分析会」が実施された。
今回の成績分析の対象は、高校3年生の9月実施の進研マークと中学生の第2回学力推移調査(調査というタイトルがついているが、全国の中高一貫校を対象としたけっこうなレベルの学力テストである。)である。
まさに、始まりと仕上がりに近い学年の資料となる。長崎日大らしいなぁと思いつつ、資料に目をやる吾輩であった。
高3の参考資料の中には、長崎県内の公立高校さんの成績も掲載されていた。
「ここには勝っている!」「ここにはまだ届かないなぁ。」「こことはいい勝負だ!」と他校との比較にも興味津々な先生方である。
中学校は、比較対象となる学校が少ないこともあってか、現高校2年生以下の過去5年間との過年度比較の資料であった。
これも「あの学年と比べると、」などの声が聞こえてくる。
模試等の成績は、あくまでもその時点での結果であ。一喜一憂は瞬間的にはあって良い。
しかし、分析は良かった・悪かったで終わってはいけない。
平均点偏差値はもちろんであるが、成績分布が重要である。
また、クラスごと、教科ごとの検証も欠かせない。
どこに勝った、負けたとか、良かった、悪かったとかではなく、この結果を真摯に受け止めて、上位の生徒さんに対しても、下位の生徒さんに対しても、原因(なぜこうなっているのか)と対策(どうするべきなのか)を練り、実践していくことが肝要なのである。
本日の成績分析会を受けて、各教科、各コース、各学年等での検証、検討、実践につながっていくことを期待したいものである。
とはいえ、充分によく頑張ってくれている長崎日大の生徒さんたちと先生方に頼もしさを感じる吾輩であった。
本日はここまで。