招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R2 6/8

週明けの月曜日、思わぬところから、長崎日大が誇るはりきり娘、国語科の東川のぞみ先生の誕生日が本日であることを知ったのである。

幸いに持っていた焼きたてメロンパンをプレゼントして、しばしの思い出話となった。

東川先生は長崎日大の卒業生で、吾輩とは3年間、国語の学びをともにした間柄である。吾輩のことを「師匠」と呼んでくれているようだが、もはや「リアル出藍の誉れ」と吾輩は呼びたいところである。

東川先生は、アカデミーコースⅠ類に入学し、高校2年次に、日大中から内部進学した皆さんと合流した世代である。

しばらくの間、中高一貫コースとアカデミーコースⅠ類は、別々に高校3年間を過ごす期間があったのだが、やはり、「良い意味での刺激」「素敵な化学反応」という点から考えると、高校2年次での合流は有効ではないかなと思う。

昨年度の卒業生や現高校2年生を見ていてもよく順応し、お互いに伸長著しい感がする。

東川先生曰く、「自分の高校時代と同じ道程を歩んでいる生徒たちへの指導に、いつも以上に気持ちが入ります。」とのことであった。

どんな時代だったのかなと卒業アルバムをのぞいてみると、
初担任~初卒業の宮口先生のクラスであった。
「ぐっさん(宮口先生の愛称)、若いなぁ。」
副担任は、長崎日大の、いや、長崎県教育界のレジェンドと言える中村格先生である。

 

この年の卒業アルバムの最終ページには忘れられない思い出がある。
この年度にご退職・離任なさった先生方の言葉が記されているのである。
おそらく、長崎日大の創成期からお勤めいただいた先生方(小北先生、大城先生、鶴田先生、石川先生、磯川先生、福田寛先生…)へのリスペクトであったのだろう。

いくつかご紹介したい。

皆さん、いつも笑顔で、いい顔をしていてください。

先輩を敬って後輩を育ててください。

皆さんがここに今こうしているということは、ずっとずっと命のバトンが受け継がれてきたということです。今ここに、こうして生きているということはどういうことなのか。それを感じてください。

あなたたちは若い。夢をいつも忘れないでずっと持ち続けてください。

人生の結論を急がず、過程をとばさず、真摯な気持ちで人生を送ってください。

自ら学ぶことを忘れないでください。

基礎を広くしないと物事を深く学べません。どうかしっかりと基礎をつくっていってください。

1を100にする人は多くいます。しかし、0を1にすること、無から有を生み出すことはとても難しいことです。若い皆さんにぜひ挑んでいただきたいと思います。

努力ができる期間は短く、君たちのように若いときにしかなかなかできません。今を大切に過ごしてください。

もはや若くはない吾輩であるが、せめて「いつも笑顔で、いい顔をしておこう」と思う。

本日はここまで。

ちなみに、この卒業アルバムには、現在本校で大活躍中の先生も掲載されていた。最後の画像を見ていただきたい。イケメンだなぁ。

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