招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 10/8

金曜日の朝である。
明日からの九州新人戦に向けて陸上部は県大会を勝ち抜いた メンバーが「いざ!出陣!」である。

中間考査、中学校の駅伝大会、永瀬選手の来校などなど、今週もいろんなことがあったなぁと、朝早くの校舎前に立っていると、柔道部の皆さんが吾輩の目の前を懸命に駆け抜けていく。

先日、永瀬選手との練習を経験した柔道部である。

  

いつもよく頑張る生徒さんたちであるが、本日はいつも以上に気合いが入っていた。「永瀬効果」であろうか。

朝の軽いランニングではなく、力一杯の走り込みであった。

先頭に立ってガンガン走っている部員もいれば、苦しそうに一番後から必死でついてきている部員もいる。

最後を走る生徒に、つい「頑張れ」と、声をかけてしまう。

思えば、吾輩も一番後からついていくタイプであった。

先日も書いたが、「彼も人なり。吾も人なり。」口で言うのは簡単だが、これもなかなかに難しい。

吾輩にも覚えがあるが、ついつい「あの人は天才だから」とか、「あの先輩は別格だから」と考えてしまっていた自分がいた。

しかし、結果や到達点は人それぞれであっても、そのとき、その瞬間に全力を尽くすことはできる。やるか、やらないかである。

出し尽くす全力にも個人差があるだろう。しかし、自分のその時点の力を出し尽くす(出し尽くそうとする)ことは平等であろう。

その繰り返しの中で成長していくのである。

おそらく、スポーツにおいても、学業においても、芸事においてもである。

長崎日大の生徒ならば、「出し尽くす」「オール・アウト」の気持ちを忘れずに取り組んでほしいなと思う朝、大学時代に恩師から言われた「毎日毎日、ワンプレーワンプレー、オール・アウトを繰り返して、それを積み上げることができたやつが勝利者だ。」という言葉を思い出した。

本日はここまで。

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