昨日は、令和3年度「長崎県高校・特別支援学校教育研究会」の人権教育研究部会総会及び研究大会に参加した。
総会後、3つの学校の実践発表と講演もあり、非常に学びの多い1日となった。
長崎南山さん、口加高校さん、佐世保中央さんの実践発表はいずれも常日頃からの手厚い教育活動をうかがわせる充実したものであった。
発表者の先生をはじめ、実践していらっしゃる各校の先生方に敬意を表したい。
続いての講演は、現在、波佐見高校さんに在職中である、長崎県人権教育研究協議会の広井恒之先生の「SDGsと人権 誰一人取り残さない」と題したものであった。
「人権とは」「人権教育とは」「SDGsとは」「持続可能な開発とは」「SDGsウオッシュとは」「ESDとは」などなど、改めてひとつひとつの説明をうかがっていると、「知ってるつもり」の吾輩の眼から何枚もの鱗が落ちてくるような気がした。
特に、「ESD=持続可能な開発のための教育」についてのお話に強く共感を抱いた次第である。
ESDの視点に立った学習指導で重視する能力態度
①批判的に考える力
②未来像を予想して計画を立てる力
③多角的・総合的に考える力
④コミュニケーションを行う力
⑤他者と協力する力
⑥つながりを尊重する力
⑦進んで参加する態度
講演資料の中で広井先生が示された上記の①~⑦は、長崎日大の中学校・高校ともに意識して学び、身につけていきたいスキルと姿勢である。また、改めて考えてみると、この取り組みは、生徒さんのみならず、大人であり、「教える側」である吾輩たちも意識して学んでいかなくてはならないものだと痛感した。
「SDGs」が、誰もが「自分事として考え、何かに取り組んでいくべき課題」であるのと同様に、「ESD」もまた、学校、生徒、先生だけに限らず、社会生活を営むすべての人たちで共有していかなければならないことだと思う。
もちろん、教育現場においてはより一層の努力が必要なことは言うまでもないが。
学びの多い1日であった。大会運営に特段のご尽力をいただいた西彼杵高校の先生方をはじめ、関係の皆様に深く感謝申し上げたい。
充実した学びの1日をいただきました。誠にありがとうございました。
本日はここまで。