招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 2/8

1月23日、しばらく前のことであるが、ベーブ・ルースの714本塁打を破ったハンク・アーロンさんの訃報を知った。

通算本塁打は大リーグ史上2位の755本塁打。2297打点は今も史上最多だそうな。本塁打数で上回った王貞治さんとの親交で幾度も来日し、日本でもなじみ深い人物である。

昭和の少年たちは野球少年のみならず、誰もが「714」「755」という数字をそらんじていた。

アーロンさんの著書『ホームラン・バイブル』(ベースボール・マガジン社)に成長するプレーヤーのポイントが綴られている。技術的なことはともかく、吾輩の目を引いたのは「態度」についてである。

「喜んで学ぼうとしているかどうか。」がポイントなのだそうな。

この学ぶ姿勢の重要性についてアーロンさんは「才能に恵まれていなくても積極的に学ぶ気持ちがあれば上達する。」と繰り返している。
そして、自分を指導してくれた人たちへの感謝の言葉が並んでいる。

長崎日大の授業や部活動など学校生活のひとコマを見学していると、
指導にあたってい先生たちからの説明を聞くシーンを目にすることがある。

「全員が姿勢を正して目を輝かせて聞いていた。」と言いたいところであるが、そこは「若さゆえ」というのもあり、表情は様々である。「ほとんど全員が」に訂正しておこう。

練習で疲れ果てて「注意力が…」、

授業中においても、「睡魔が…」という場面もたまーに見受けられる。

が、しかし、そこに分岐点があると思う。

長崎日大の碩学こと梅本博先生が提唱する「求めて学ぶ」という言葉がある。

けだし、名言である。生徒諸君は「こうあらねば!」と思って欲しい。

そして、教え導く側の吾輩たちは、「生徒さんたちにこう思ってもらうためには!」と、研鑽を積み、ありとあらゆる創意工夫を凝らしていかなくてはならないのである。

言うは易し、行うは難しではあるが、「感謝の気持ちを忘れずに、喜んで学ぶ、求めて学ぶ」を目指し続ける長崎日大でありたいものである。

本日はここまで。

PAGE TOP