招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 5/4

GW期間に読み終えた本の中に「掃除道」というものがある。自動車用品販売のイエローハットの創業者、鍵山秀三郎さんの著書である。

掃除を通じて学んだことがたくさんあります。とくに、荒んだ人の心を落ち着かせ、穏やかにするためには、掃除をしてきれいにすることがもっとも効果的であるということを実感してきました。穏やかな人が多くなれば、犯罪につながる事件など起こりようがありません。まず「掃除で美しい生活環境を保つ」。このことこそが日本を再生するための隠れた大きな力になると確信しています。
これは、2005年に鍵山さんが記した「はじめに」の一部である。

鍵山さんはこの時点ですでに「多くの人が心の余裕やゆとりを失っている。」と述べています。「いわんや、コロナ禍に翻弄される昨今をや。」である。

読み進めると、
掃いても掃いても際限のないのが落ち葉です。それでも一日一度は掃く。この姿勢が大事です。同じ落ち葉でも、昨日から落ちていた落ち葉は単なるゴミで、品がなく汚いものです。一方、今掃いたあとに落ちた落ち葉は上品で風流なものです。自分が掃いたあとにはらはらと落ちた落ち葉を見て「きれいだなぁ」と思えるような感受性豊かな人間でなければいい人生は送れません。
とあった。まさに、自分に言われているような気がした。

今朝、学校にきてみると、女子バスケ部の皆さんが手に手にほうきをもって校舎周辺の掃き掃除をしてくれている。

連休に入ってから玄関前に散乱していた落ち葉を見かねてのことであろう。

かたじけなしである。有り難しである。

本日はここまで。

PAGE TOP