令和3年度第一学期の終業式である。
まだまだ続くコロナ禍の心配など、毎日毎日が長く感じられる4月からの日々であったが、気がつけば、7月も後半である。
無事に終業式を迎えられたこと、全校生徒の皆さん、保護者様、長崎日大の職員の皆様、そして、温かく見守っていただいている関係の皆様、地域の皆様に感謝申し上げたい。
本日は、吾輩からも皆さんに校内放送によるご挨拶を申し上げた。その一部をご紹介しよう。
皆さんもよくご存じかと思いますが、ノーベル平和賞を授賞したマザーテレサという方がいます。あるインタビューの中で「世界平和のために私たちはどんなことをしたらいいですか」と尋ねられたマザーテレサの答えは「家に帰って家族を大切にしてあげてください。」というシンプルなものでした。
これは、「あなたの近くにいる人を大切にしなさい」ということだと思います。
皆さんにとって近い存在って誰でしょうか。それは、今皆さんの周りにいるクラスの仲間であり、同じ学校で学んでいる長崎日大の仲間たちです。
大切にできていますか。自分とは異なる存在、異なる努力をお互いにリスペクトできていますか。
そして、現在の状況であれば、がまん強く感染防止に努めることや不確かな情報に振り回されて人を攻撃したり、軽率な行動をとったりしないことも大きな世界貢献です。もっと細かく言えば、感謝の気持ちを忘れない。大声で騒ぐなど人の迷惑になることをしない。公共のものや場所を大切にする。人をからかったり、いじったりしない。目についたゴミを拾う。などなども平和への貢献です。
まさに、至誠推進の肥田先生がよくおっしゃる「健康、安心・安全、そして気持ち良く」の生活を守るために、
人が見ている見ていない関係なく、オフ・ザ・ピッチの精神を忘れずに、マナーやルールを大切に考えて守っていくことから、世界の平和と人類の福祉への貢献につながっていくのではないかな、と私は思います。長崎日大から始めてみたいものです。
相手の立場に立って、物事を考え、勇気を持って、優しい行動や温かい言葉がけが、できるようになれば、それだけで、長崎日大は、もっともっとすばらしく、気持ちの良い幸せな空間となることができます。今この放送を聴いてくれている皆さんならできるんじゃないかなと私は期待しています。どうか、よろしくお願いします。
吾輩に続いては、先般ご紹介した、高校生平和大使の川端さんと「拍手が起こる生徒指導」こと、肥田先生のコラボによる「平和について」のお話であった。よいお話であった。ウルッときてしまうお話であった。
皆様、一学期お疲れ様でした。そして、ありがとうございます。
本日はここまで。