招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 9/11・12

今週末、とあるご縁によって、『二平方メートルの世界で』という絵本に出会った。

ジャンルを問わず「何でも読む!」吾輩であるが、ここ10年くらいは「絵本」というジャンルにも興味を持って手を伸ばしている。

というのも、長崎日大の夏の恒例である桃山教育大学の二瓶弘行先生の公開授業においても、つくば言語技術研究所の三森ゆりか先生のご指導においても「絵本」の存在は非常に大きなものであり、国語教育、言語技術教育において重要な教材であることを学んだからである。

この絵本は、札幌の小学5年生、前田海音さんが3年生のときに書いた作文がもとになっている。海音さんは、脳神経の病気の治療で3歳のころから入退院を繰り返している。「二平方メートルの世界」とは病院のベッドをぐるりと囲むカーテンの中のスペースを指している。

「生きていることのすばらしさは気づきにくいということを、わたしは知っている。」と語る海音さんが何を感じ、何に気づいたのか?

そして、海音さんに気づきを与えた「何か」とは?

これ以上書くとネタバレしそうなので、ここでやめておこう。

ただひとつだけ言うとしたら、「言葉の力」である。

 

長崎日大の図書館には、中学校・高校の図書館としては驚くほど絵本の蔵書が多い。県内ではおそらく一番ではないかなと。今回、司書の佐藤先生に『二平方メートルの世界で』を推薦しておこうと思う。

ちなみに、吾輩のオススメの絵本は「ぼくにもそのあいをください」という作品である。図書館の絵本の棚にあるので、ご一読あれ!である。

本日はここまで。

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