招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R4 11/26・27

この週末は、サッカー日本代表のワールドカップ関連の話題で持ちきりだった。

先般から述べているように、勝ち負けはもちろん大切なのだが、うまくいかない場合の森保バッシングを恐れる吾輩であった。

残念ながら、結果は皆様ご存じのとおり。

とはいえ、いつも思うのであるが、サッカーにしてもラグビーにしても、勝利と敗北を繰り返しつつ、それぞれの競技に対する文化は成熟していくものだと吾輩は思うのである。

ワールドカップという最高の舞台で、ドイツに勝ち、コスタリカに敗れた。

その結果、超本気のスペインと一戦交える機会を得た。

そう考えては如何だろうか。

ラグビーワールドカップにおいて、本当の大勝負は、2015年の対南アフリカ(当時世界ランク3位)戦ではなく(とはいえ、これはスゴイ快挙であることは間違いない。)、2019年の対アイルランド(当時世界ランク2位)戦でもなく(これもまさか勝てるとは思ってなかった。)、「勝った方が決勝トーナメント進出!」という形になった、2019年の対スコットランド戦だったと思う。

この試合は、伝統国であり、世界のトップランクであるスコットランドが試合開始直後から「本気の本気」で戦ってきた一戦であった。

こんな試合は日本代表の歴史の中でも初めてだったと思う。ラグビー日本代表の経験として貴重なものであった。

あらゆる競技の勝負事において大切なことは、勝利も敗北も「価値ある経験」として学び、次のチーム、次の世代に、何らかの形で継承し、成長していくことだと思う。それが、文化の醸成である。

結果はどうであれ、まず勝てそうにない勝負に勝ち、勝てるんじゃないかなという勝負に負けた森保ジャパンが、超強豪であるスペイン相手のどのような勝負を挑むのか?

長崎日大の生徒さんにとって、そして、吾輩たちにとっても、学びの多いワールドカップとなっている。

本日はここまで。

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