高校総体、中総体(空手とテニスなどは今週末)がほぼ終了し、週が改まったところである。先般から申し上げているように、すぐに九州大会や別の大会に向けて出発する部員さんたちも多い。
現チームで戦い続けるチーム、新チームへと切り替わったチームそれぞれ歩みを止めてはいない。
中学生も高校生も勝っても負けても前進あるのみである。
本日火曜日は「高校総体の報告会」が実施された。
団体優勝の柔道部、陸上部男子、陸上部女子、ハンドボール部男子をはじめ、団体準優勝の空手道部男子、空手道部女子、団体第3位のサッカー部、そして、のべ77名の個人戦入賞者の皆さんを表彰した。
生徒会長の小川くんの労いの言葉を述べ、選手代表としてハンドボール部主将の杉本くんが競技の報告を述べた。
二人とも、さすが高校3年生、落ち着いた素晴らしいスピーチであった。
吾輩も2人に負けまいと頑張ってご挨拶申し上げた次第である。
ご挨拶の中で、令和2年度、高校総体が中止となったときに申し上げたことをもう一度話した。
大会に出場して勝つことは、みなさんにとって大きな「目標」です。しかし、「目的」は、もっと先にあります。みなさんは、勝つために、それを「目標」にして頑張ってきたと思います。しかし、「目的」は勝った喜びも負けた悔しさも、すべて自分の価値ある経験として、人間として成長し、人生を豊かにして、輝いて生きていくことにあります。これは、文化部の皆さんやデザイン美術科の皆さんの創作活動、そして、学習面で自らの可能性を伸ばしていこうと
日々取り組んでいる皆さんなどにおいても共通していることです。目標と目的、ぜひ考えてみていただきたいと思います。
という内容だった。
この点は、生徒さんに大事にしていただきたいなと切に願う。
最後は、いつものように、
「能力の差は5倍、意識の差は100倍」です。日々の練習や授業態度、日常生活でのちょっとした意識の差が、大きな勝負の勝敗に必ず影響してきます。
勝ち負けや合格・不合格は人生につきものです。
しかし、最後の大会の終わりに、大学受験の終わりに、高校生活の最後に「やり遂げた」という満足感、達成感を持つことができるように、自分の努力に誇りを持ち、お互いに認め合い、ここからの毎日を大切に、丁寧に、「良い意識」を持って過ごしていきましょう。と結んだ。
生徒さん全員への感謝と敬意と期待を込めてである。
本日はここまで。