ここ2日間は、高校3年生の「卒業記念プログラム」の一環として、コース、科に分かれての一泊二日の思い出旅行を実施した。
昨年度の修学旅行が中止、Ⅰ学期前半に予定していたバス遠足も高校総体前ということで自重した高校3年生の皆さんである。
インターハイ等夏の大会を控えている皆さんは9月に予定しているプログレスコースのプログラムに参加するということで、今回はクリエイトコース、アカデミーコース、デザイン美術科の皆さんを中心に実施した。
一泊二日なので遠出はできないが、三井グリーンランドやハウステンボス、伊王島、湯布院、大分の美術館などなど、近場ではあるがなかなかに魅力的な旅程をそれぞれに準備していた。
11日の朝は、出発前から笑顔溢れる高校3年生の皆さん、それを見ているだけで嬉しくなる光景であった。
他校のことはわからないが、長崎日大で学ぶことは決して楽ではない。
学業にしても部活動にしても「全員・全力・全う」を目指して頑張っている。
「ハレとケ」という言葉がある。「ハレ」は非日常、お祭りやお祝いの日、「ケ」は毎日の日常のことである。「晴れ着」とか「晴れの舞台」はここからきているそうな。
「ケ」の着実な積み重ねがあってこそ、「ハレ」が際立つ。
特別な日日常を懸命に頑張っているからこそ、非日常の瞬間が何倍にも楽しく感じられることだろう。
高校3年生の皆さんの楽しげな姿を見てまさしくそう思う吾輩であった。学園HPに紹介した画像をご覧いただきたい。
楽しいことも苦しいこともみんなで乗り越えてきた高校3年生の輝きである。
生徒さんのみならず、高校3年生の担任の先生たちの笑顔もまたしかりである。
今回の「卒業記念プログラム」の一泊旅行は「生徒さんのために何かできないか。」と知恵を絞った高校3年生の担任の先生たちの企画から生まれたものである。コース・科ごとに実施に最適な期日と旅行先を設定しての実施である。
図らずも、先週の台風接近によって3つのコースが同日実施となったが、お天気は最高であった。お天道様も祝福してくれたようだ。
「怪我なく、事故なく、病気なく」と祈っていたが、先ほど皆さん無事に帰校した。
生徒の皆さん、先生たち、お疲れ様でした。ご理解ご協力いただいた保護者様、本当に有り難うございました。
生徒さんたちは、この良き思い出をひとつの区切りとして、また明日から、それぞれの目標に向かって頑張ってくれることでしょう。
本日はここまで。