招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R4 7/4~8

今週は、ほとんど学校にいることができなかった吾輩である。

と言うのも、毎年九州各県で開催している「私立学校初任者研修九州地区研修会」が長崎県で行われたからである。

研修の概要としては、
①日本私学研究所所長の平方先生の「未来を切り拓く私学教育とは」に始まり、
②長崎大学副学長である吉田ゆり先生の「多様な生徒の理解と配慮・支援、私立学校に期待される役割」、
③同じく長崎大学教授である内野成美先生の「思春期・青年期のこどもの心に寄り添う接し方」、
④佐世保市日野小学校校長である山口博徳先生の「保護者対応における基本姿勢、大切にしなければならないこと」、
⑤島原高校の剣道部監督で知られる渡邊孝経先生の「部活動を通じての人間教育・できることはすべてやる」という5つのご講義に加え、

グループ討議、研究発表と、3日間の研修に「学び」がびっしりと詰まった内容であった。

時間的な余裕がなく、けっこう大変な「学び」となったのであるが、九州各県から集まった初任者、若手の先生方のさわやかな学びの姿勢を頼もしく有り難く見つめる吾輩であった。

 

吾輩が何度も申し上げた今回の研修の主眼は「刺激と学び→自校の現状に対する落とし込み→自校への持ち帰り→共有・共鳴→実践」であった。

ひとつでも多く、このパターンで「長崎土産」を持ち帰っていただければ幸いである。

そもそも私学においては、各学校の建学の精神に始まり、現時点での目指しているものなどに至るまで、目指すもの、求めるものは学校によって様々である。

しかしながら、「生徒さんに寄り添うより効果的な接し方」と「保護者様とのより良い信頼関係を築いていく行き届いた対応」の必要性はどの学校においても共通して学び続けていかなければならないものだと思う。
役割分担とはいえ、浅学非才を自認する吾輩が実行委員長を務めた今回の研修が九州各県の私学の若手教員の皆様の「良い刺激」となったことを祈るばかりである。

今回の研修会の実施にあたって、大きくご尽力いただいた皆様に心からの感謝と敬意をこめて、深く御礼申し上げる次第である。

本日はここまで。

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