招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R5 5/17・18

中総体・高校総体が近づくこの時期、毎年恒例なのが「教育実習」である。
今年も多くの卒業生が教育実習生として里帰りである。

 

4月の全日本体重別選手権で優勝し、一躍、オリンピアンの夢に近づいた老野さん、高校時代に、いくつもの声楽の全国大会等で入賞を果たし、東京藝大に進み、海外留学、オペラで活躍する声楽家を目指している森さんをはじめ、高校卒業からほぼ3年、今年は、国語、地理、公民、物理、生物、化学、英語、体育、音楽と多彩な教科の実習生が集まっている。

教員志望者の減少が嘆かれる昨今において、毎年10数名、多いときは20名を超える実習生がきてくれることは非常に喜ばしいことである。

教職を志すということは、少なくとも、長崎日大に通った6年間、3年間において、「学校」という存在にネガティブなイメージを持つことなく、「教職」に対して、憧れややりがいを感じてくれたのではないかな?と、自分に都合よく考えてしまう吾輩である。

今年、大学4年生ということは、コロナ禍の3年間と大学1~3年生が重なってしまう。その中で、よくぞ立派に成長してくれたものである。

中学・高校時代は、明るく楽しいことが大切であるが、それだけではなく、学業や部活動など、しっかり鍛錬して「実力」と「学び続ける土台」を培うことが肝要である。

今回、実習に臨む皆さんだけでなく、大学等に進学後、就職先、学術、スポーツ、文化面での活躍など、大きく成長を続けている卒業生の話を数多く耳にする。なんとも嬉しい限りである。

思春期、青年期の生徒さんたちにとっては、吾輩たち、「先生」の言葉よりも、「先輩」の言葉が響くこともあるだろう。2~3週間の短い間であるが、先輩として、先生として、後輩たちに良い刺激を与えていただきたいものである。

本日はここまで。

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