長崎県高校総体が終了し、この週末は、諫早市中総体が開催された。空手道やテニスの競技は来週末となるが、この土日、諫早市の中学生の皆さんの大熱戦が繰りひろげられたのである。
高校総体もそうなのであるが、中総体は特に、サッカーと軟式野球がまったく同じ時間の開始となるなど、各競技が同一時間帯で実施されるので、全部見たい吾輩であるが、なかなか競技の応援に行くことができず申し訳ないところである。
幸いにして、初日のスタートが、諫早スポーツパークの中に隣接する野球場とサッカー場での試合だったので、行ったり来たりでサッカーと野球を応援することができた。
高校生もそうなのだが、特に驚異的な成長をみせる中学生の大会を見ていると、「後生畏るべし(こうせいおそるべし)」という言葉が頭に浮かぶ。
これは、論語‐子罕に見える孔子の言葉からきたものである。
「後から生まれて来るものには、畏敬の念を払うべきだ。」という意味である。この言葉の後には、「(後から生まれて来るものが)将来、現在の私たちよりも優れたものにならないと、どうしてわかるだろうか。いや、わかりはしない。」と続く。
去年の中総体で見ていた生徒さんが、1年の時を経て、身体的にも、技術的にも、発する言葉の内容(サッカー部の皆さんのプレー中の声かけが素晴らしかった。特にGKの)も、驚異的な成長を遂げている様子を目の当たりにするのである。
すべての部活動において、勝敗はともかく、「日大中の驚異的な成長」を実感するところである。
特に昨年、中学1年生だけで中総体に臨んだ野球部が、1年間の努力が実り、実力校である諫早中学校さんに勝利(中総体における初勝利!)を遂げたこと、柔道部の中学2年生たちが、この1年間の鍛錬によって身につけた実力によって、堂々の一本勝ちを決め、団体、個人での優勝を果たしたこと、陸上部の記録がこの1年間で驚くほど伸びたことなどは、実に印象的であった。
スポーツのみならず、あらゆる面において、中学生、高校生が長崎日大で大いなる成長を遂げていく姿、感動的である。
「後生畏るべし」、生徒さんに対する「感謝と敬意」を胸に、吾輩も頑張るのである。
本日はここまで。