招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R5 7/11~13

長崎日大の今週は「校内読書週間」である。
朝のひととき、先生たちも生徒さんもみんなで読書タイム、
なかなか良いものである。

国語の教員である吾輩としては、学期に1回とかのペースではなく、もっと頻繁に、なんなら毎日!と思うくらい、忙しい毎日を頑張る中高生が1日の中で何分かで良いから、書物の頁をめくり、活字に親しむ習慣を大切にしていただきたいものである。

吾輩も、今回の読書週間用にと、本を用意した。拙ブログにおいて以前もお話ししたかもだが、生来飽きっぽい吾輩は、よほどのめり込むような一冊以外ならば、複数の書籍を同時に読むという変な読書癖がある。

今回も3冊を併行して読んでいる。

まずは、細胞生物学者であり歌人でもある、京都大学の名誉教授、永田和宏さんの『知の体力』。
一生モノの知力の鍛え方と謳っているだけに、なかなかに読み応えがある。

答えがないことを前提として。
質問からすべては始まる。
想定外を乗り切る知の体力を。
多様性にこそ価値がある。
価値観の違いを大切に。
二足の草鞋には意味がある。
メールの功と罪。
ひたすら聞き続ける。
輝いている自分に出会うには。

各項のタイトルをランダムに並べただけでも面白そうである。

ちなみに、首都圏に多い私立の中高一貫校の入試の問題文出典としてかなり多く使われているそうな。

次に、ちと息抜きになるのだが、ご存じ、林修さんの『受験必要論』である。受験勉強というものを否定的に捉える声を少なからず耳にする昨今である。

吾輩としては、すべての受験や受験勉強を「ツメコミ」だとか、「人間性が育たない」とか、「社会に出てから役に立たない」などと否定的に語るのはちと乱暴かなと思う。

要は、受験も受験勉強も「やり方」「考え方」が大切なのだろう。

林修さん曰く、「人生の基礎は受験で作り得る」なのだそうな。考えながら読みつつも面白く読める内容である。

最後は、吾輩の敬愛する、アントニオ猪木さん関連である。

昭和のプロレス記者の生き残り(失礼多謝)、日本大学藝術学部の卒業生である門馬忠雄さんの「アントニオ猪木闘魂の遺伝子」である。

まあ、これについて語ると止まらないのでやめておこう。

3冊を「読書週間」の間に読了しようと暇を見つけて読んでいる。

本日はここまで。

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