会議のために長崎にでかけた。
終了後の帰り道、駐車場近くの案内板に目がとまった。
場所は長崎の築町である。
幼い頃から幾度となく通った道なのだがその案内板をよく見たのは初めてであった。
説明書きには、「ここは古くは下町と呼ばれ、…」と始まる文章が。
さらに、その案内板の後に立つ石垣の説明が。
「安山岩や砂岩が使われており、石が長方形にに整形されたものは江戸時代に、石が正方形に整形されて目が水平に通るように積み上げられたものは明治以降につくられたものと…。」
「なるほど」が2つあった。
ひとつは、小学校時代からの友達の家が営んでいたおまんじゅう屋さんの屋号が「下町餅屋」であったこと、築町なのになぜ下町?と思っていた疑問が半世紀の時を経て解消した。
もうひとつは何気なく「長方形と正方形の違いがあるな」と見ていた築町などの長崎の中心地の石積に時代の違いがあることを知ったことである。
幼い頃から親しんだ長崎の浜の町をはじめとする、いわゆる「マチ」であるが、B級グルメの美味しいお店探訪だけでなく、昔ながらの案内板などにも目を向けてみようと思う午後のひとときであった。
本日はここまで。