招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R6 4/10

先週末、長崎日大にとんでもなく嬉しいニュースが飛び込んできた。
すでに報道や学園HPでご存じの方も多いとは思うが、
全日本選抜体重別選手権(各階級日本のベスト8が揃う大会)にて本校卒業生の老野祐平さんが優勝(昨年に続いての連覇。ちなみに81㎏級での連覇はこれまた卒業生である、ご存じ東京五輪金メダリスト永瀬貴規さん以来である。)を果たしたのである。

同大会にはもうひとり、本校卒業生の山口貴也さんも出場しており、「すごいことだなぁ」と驚く吾輩である。

なぜなら、柔道に競技として取り組んだ人たちが「一生に一度は出場してみたい」と憧れるのが、講道館杯などいくつかの「全日本」と名のつく大会なのである。

そのレベルの大会に毎年のように卒業生が出場する。さらにその上にあるアジア大会や世界選手権、オリンピックに出場するというのはまさに夢のような話なのである。

今回優勝した老野さんの世界選手権日本代表としての出場も決定したようだ。

老野さんのここまでの努力に敬意を表する吾輩であるが、改めて、永瀬さん、老野さん、山口さんをはじめとする高校を卒業しても成長を続けた皆さんに共通するものは?と考えてみた。

もちろん、サッカーの森保さん、プロ野球の大瀬良さんなどにも共通するものだ。

それは「学び心」である。謙虚に真摯に成長するために学びを継続する姿勢と言って良いだろう。もちろん、自身の競技のみならず、生活全般においてである。

今回優勝した老野さんの夢は「教師になること・金メダリストになること」だそうである。

永瀬さんも大瀬良さんも老野さんも大学で競技を続けつつ、母校での教育実習などを経て教職の免許を取得している。

大瀬良さんなどはその秋、広島カープからドラフト1位での指名を受けた直後に教育実習に来たはずである。

老野さんは大学在学中も輝かしい戦歴を残したが、それと同時に「文武両道を実践し、他の模範となる運動部学生」に与えられる大学スポーツ協会(UNIVAS)の最優秀賞を受賞した。

輝かしい競技での活躍は素晴らしいが、地道な泥臭い努力の継続、競技だけでなくすべてにおける謙虚な姿勢など、先輩たちから私たちが学ぶものは多い。

本日はここまで。

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