招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R7 4/9

年度当初の職員会議においては先生たちに、昨日の対面式では生徒さんに語ったことのひとつに、「斌」という漢字の意味と「斌斌たる学校を目指す」ということがある。

拙ブログにても触れたことはあるかと思うが、改めて説明しよう。

「斌」は音読みで「ヒン・ピン」、訓読みで「うるわしい」と読み、①外見の美しさと内面の実質が調和しているさま。②文化的な事物が盛んに起こるさま。という意味を持つ。
現在、巷で頻用されている「文武両道」は、学業とスポーツの両立と捉えられがちである。

ともすれば「文武分業」の体をなしている場合もある。本校においても留意すべきところである。

改めて「文」を「学び、練習、鍛錬」とし、「武」を「雌雄を決する勝負事」とするならば、日常の授業や部活動の練習、自己の学習などは「文」であり、大学入試、検定、部活動の試合などが「武」となる。

よって、日々において自らの目標に向かって努力を継続する生徒さんひとりひとりの取り組みの中に「文」と「武」が存在し、その際の意識によっては「文が武となり、武が文となる。」こともあり得る。

意識して取り組み、継続していくこと。これが肝要である。

長崎日大においては、生徒さん全員がひと味違った「自分なりの文と武」を意識して生活することにより、「斌斌たる学校」へと成長できると信じている。

本日はここまで。

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