長崎県高校総体「開会式」である。今年は「初めての」屋内での開会式となった。天候の憂いなく、選手の皆さんへの負担も少なくというご配慮なのだろう。大会運営に尽力なさっている役員の皆様に感謝と敬意を表したい。
場所は佐世保市の体育文化館、大きなハコである。
「どんな感じになるのかな?」と吾輩も開会式にお邪魔した。
佐世保地区の公私立の高校さんの歓迎のパフォーマンスが素晴らしく、会場を大きく盛り上げた後、選手入場である。
各校10名までとなった入場行進も整然とさわやかに行われ、屋外の実施に比べても遜色ない落ち着いた雰囲気の良い開会式であった。
長崎日大の代表は、この後、佐世保での試合を控えている女子バレー部の皆さん。凜々しい表情でしっかり歩を進めてくれた。有り難しである。
余談になるが、開会式での吾輩の喜びをひとつ。
この大会の実行委員長、つまり、今年の長崎県高体連理事長を務めている松下達喜先生は本校の卒業生、第26回生である。
全国的な強豪として知られていった時代、県高校総体をはじめ、九州大会、全国大会と、ハンドボール部の主力として活躍したプレーヤーであった。
その松下先生が時を経て、今度は運営する立場となり、高校生のスポーツを支えている。
なんとなく「ロマン」というものを感じ、緊張感を漂わせつつ懸命に開会式を切り盛りしている松下先生をしみじみと見つめてしまった。
平成の中頃から頓に増えてきたなぁと実感するのが、長崎日大を卒業して小・中・高の教員となって活躍している皆さんの多さである。
各種大会や研修会などでお会いするたびに嬉しくなる。
先にご紹介した教育実習などもそうなのだが、「学校」というものにネガティブな印象を持った人は教職を目指すことは少ないだろう。その意味では長崎日大を卒業し、教職を目指してくれるということは吾輩たちにとって有り難きことこの上ない存在なのである。
冒頭でも述べたが、大会に携わる皆様のご尽力に感謝し、すべての参加選手の皆さんのご健闘を祈る開会式であった。
本日はここまで。