招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R7 7/1・2

灼熱の台湾から帰国し、今度は佐賀へ。
佐賀も暑かった。

「私立学校初任者研修九州地区研修会」である。吾輩、柄にもなく、長崎県私立学校の学術研究委員長を務めており、ここのところの旅の疲れを癒やす間もなくの参加であった。

九州全県から、初任の先生たち(もちろん、1年目に限らず若手の先生たちが主)が集まる研修会である。本校からは、今年着任したばかりの英語科、サッカー部顧問の大石先生が参加して頑張っていた。

吾輩は、ここ数年レギュラーで参加しているので旧知の校長先生たちと情報交換。同じ九州とはいえ、やはり県ごとの違いもけっこうあり面白い。

基調講演は、日本私学教育研究所の平方先生、「変革」の時代に試される私立学校の教育~21世紀型教育から22世紀型教育へ~と題したお話しを拝聴した。

ご存じのとおり、「教え方」「学び方」というものが大きく変わる(変わらなくてはいけない)と言われている昨今である。

ただし、気をつけなくてはいけないのは「変える」ことが目標、ゴールだと勘違いすることである。

時代や世界が何を求めているのかはしっかり把握しなくてはならないが、「これまで」を全否定して、新しいものに飛びつくのは危険なのである。

時代の動きと世界のニーズはわきまえた上で、「これまで」の良い点は継続しつつ、柔軟に「これから」を意識して、「何をどのように教えるのが最適か」を考え、生徒さんに提供していくことが肝要であろう。

研修に活き活きと臨んでいる若い先生たちを頼もしく見つめる吾輩であった。

本日はここまで。

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