今週は、火・水・木と、第一学期中間考査である。
中学校1年生は「初めての定期考査」、高校1年生にとっても、中学校時代とは多少異なる定期考査となるだろう。
3週間後に高校総体となる高校の部活動にとっては、コンディショニングに努めつつも、机に向かわなくてはならない。
「部活に集中したい!」という気持ちもあるだろう。最後の夏に向かう高校3年生は特にであろう。
が、しかし、である。これもまた人生においては「良い経験」となることは間違いない。
定められたテスト範囲、限りのある準備期間、自分の現状を鑑みて、「いかにすれば最も有効な流れを作れるか。」と考えることは「生きる力」の醸成である。
また、「これをやりたいのに、これもやらなきゃいけない。」という状況は、中高の時代だけではなく、大学や社会に出てからも必ず直面する事態である。
そこで大切なのが「準備と計画」の概念である。
担任を務めていた当時からよく話していたことであるが、
「がむしゃらに」「むやみやたらに」というのは、一見、頑張っているように思えるが、実は「無理・無駄・ムラ」が多い。
「自分は頑張ってやっている」と勘違いしてしまうリスクも大きい。
費用対効果、コストパフォーマンスは、ビジネスの世界だけではない。
日常の生活の中でこそ、意識していかなければならないものである。
「定期考査」を価値あるものにするか、しないかは、それに取り組む意識と実践である。
昨夜9時50分くらいに、長崎日大の男子寮、我らが明倫館を訪ねてみた。
日頃は、けっこうのんびりと過ごしている寮生諸君が、懸命に机に向かっている。これもまた素晴らしい。
学業においても、部活動においても、生徒さんたちの健闘を祈る吾輩であった。
本日はここまで。