先般お知らせした教育実習の期間ということもあり、各教室で展開される「授業」を見て回る機会がいつも以上に増えている今日この頃である。
1号館~2号館と見て回ると、高校3年生から中学1年生まで、まさに思春期の入り口から青春時代のピークの年頃までの様子がひろがっている。
1年ごとの差であるが、それぞれの学年の表情は異なっており、それでいて、どれも魅力的である。
ここのところ、中学校の授業を観て思うことなのだが、生徒さんたちの発言のシーンを、以前に増してよく見かけるようになった。
先日の中学校生徒会総会の折にも感じたことなのだが、「日大中の生徒さんの発進力が向上している!」という印象を受けるのである。
我らがクリエイトコース長の副嶋先生が構築・推進してきた「CATプロジェクト」が徐々に浸透してきているのかなと。
CATは、「Communicative Ability to Take off」の頭文字をとったもので、「発信力は発進力」と、自分自身を表現し、発信することに重きをおいた取り組みである。
画像にあるように、長崎日大中の学びは、大きな柱として独自の英語教育システム「GEP」が存在する。
そこに加わっていったのが、英語を学ぶための日本語と思考方法を学ぶ「言語技術教育」と、すべての学びを下支えする「クエストエデュケーション」がある。
どれも、ただ新しいものを導入したわけではない。実際に何年も時間をかけて、取り組む中で、「より良いものにするためには」と研究と実践を進めつつ、定着してきたものである。
「CATプロジェクト」も、このような学びで身につけたものを、より効果的かつ魅力的に表現、発信するためにはと考えてスタートしたものである。
日大中での学びは、ひとつひとつが単独に進むのではなく、それぞれが有機的に連動し、効果を高めていく。決して、安易に新しいものに飛びついたのではなく、今流行のものに乗っかったわけでもない。
先生たちの地道な根気強い取り組み、毎年毎年の生徒さんの頑張り、保護者様のご理解とご協力によって支えられた、日大中の学びの中から「さらにこれが必要だ」と確信を得たものを加え、着実に進化している姿なのである。
本日はここまで。