2020.08.23~08.29

2020.8.29 NO!密 だけど”濃密”な関わり

本日、部活のオープンスクール第Ⅱ期が行われています。全体の活況ぶりは、招き猫先生や至誠推進部がHP上で紹介してくださると思いますので、ここでは本日行われた「女子単独の部活動」について触れたいと思います。

部活動も盛んなイメージが強い長崎日大。野球・サッカー・柔道・ハンドなど、全国レベルで活躍を遂げる男子の部活動が多々存在します。そういった部活動と比べてしまうと印象が薄れてしまいますが、女子のBall Sportsも非常に魅力的な活動を続けています。今日のオープンスクールで中学生を招いたバスケットボール部・ハンドボール部・バレーボール部には、礼儀・挨拶など生活の基本が行き届き、目標に向かって困難に向き合う姿勢が身についた女子が多い気がします。男女比でいうとほぼ半々の長崎日大なのですが、これらの部活動が益々活発になって女子の入学・入部が増えてくれば、学園カラーもより良い彩りになるのではないかと期待しています♪

おもてなし精神も豊富な、本校運動部のステキ女子たち☆今日も、中学生に笑顔で声をかけたり中学生が主となる活動を引き出したりしながら、元気に練習相手を務めてくれました。中には、もともと接触の多いスポーツもありますが、新型コロナウイルス感染症対策に基づく様々な工夫が求められています。若干の不自由を強いられながらも、楽しめて効果のある練習メニューを工夫し、密を避けつつ濃密なコミュニケーションが取れる有意義なオープンスクールを成功させてくれました!

参加してくださった中学生・保護者の皆様、誠にありがとうございました。

2020.8.28 「キターっ!」のその日まで

26日に行われた実力テスト、各教科の授業にて続々と返却・解説が行われていることと思います。夏の頑張りが試される試験でしたので、結果も気になるところでしょう。ただ一喜一憂するのではなく、先生方が話される今後の課題や改善点に耳を傾け、次に繋がる具体的なアクションを起こす契機にしてもらうことが大切だと思います。

高3を除き、大半の教科が「夏に講座・課題などで学んだ内容の定着度を問う」ことを主眼にして問題が構成されていたはずです。私もその意図を持って作問にあたりました。担当しているクラスの夏季学習は、課題提出から推測するに、概ね良好だったように思われます。解答後に解説を読みながら丁寧に添削し、内容別に蛍光ペンで書き込みを加えている問題集。はたまた重要なポイントをまとめ直した付箋を貼り、振り返りの要点を整理する工夫が施されている問題集…創意工夫された色々な頑張りが見えて「うんうん、いいぞ♪」と思っていました。

ただ、それらの生徒がおしなべて高得点を取れたわけではありません。授業でも各クラスで話したのですが、”取り組み≠即!結果”だからです。

一般的に、問題は色々な要素が絡み合って構成されていることが多く、単発に知識を増やしていったとはいえ、それを融合させて使えるようになるには時間を要します。「やった分だけ伸びる・伸びてほしい」と思う気持ちはやまやまですが、現実はそうはいきません。でも、かといってやったことが無になるわけではないことも、紛れもない事実!ふとした時に、覚えた基礎知識同士が頭の中で結びつき、「キターっ!」伸びを実感できるタイミングがきっと訪れます。だから、目の前の結果だけにとらわれずに工夫と努力を続けていくことが肝心です。

あれだけ丁寧にやっていたのだから、そりゃ悔しいはす。切ないはず。でも、その日(学力UPの時)はきっと来るよ!

2020.8.27 とある生徒たちの”創造”

  

校訓3部作の最終回です!
講座も終わり、夜も7時を回るかという頃、職員室で数学科の久保先生をつかまえて質問する2人組の高3女子を見かけました。この後、遠山先生も捕獲され(笑)、数学会議となっていました。スクールバス利用生ではないようで、どうしても解けずに聞いておきたい問題と格闘していました。
一方、職員室奥では末竹先生が古典文法を熱心にレクチャーしていました。秋以降、入試レベルの問題を解いていくためには、ベースとなる基礎知識は必須!今しかない、今だからこそできる学びのために、真剣に取り組む師弟の姿がありました。
自習室では、JRの時間までを利用して学習している数名を発見しました。3-4、3-7の男子に話を聞いたところ、「受験を意識し始めた頃から、時間が勿体ないと感じるようになり、有意義に過ごすために活用しています☆彡」と教えてくれました。

それぞれの生徒たちが、先生の力を借りたり、仲間と大変な思いを分かち合ったりして学習時間を”創造”しています。みんな、かけた時間と情熱は決して無駄にならないはずだよ♪ 今日できる精一杯、その積み重ねです。

2020.8.26 とある学級の”勤労”

今年、長崎日大UD推進活動と称して、落ち着きのある教室環境の構築を目指した取り組みが進んでいます。状況確認の意味合いで、週に1回点検の為に各教室を回っています。

先週訪問した数クラスの中に、「すごく綺麗だなぁ☆整ってるなぁ♪」と感じる学級がありました。そこで、そのクラスの清掃時間にお邪魔させていただきました。
訪ねたのは1年3組。アカデミーⅠ類の1年生教室です。清掃開始の音楽が鳴り始めてすぐに伺いましたが、すでに清掃が着々と行われていました。黒板を拭き上げ黒板消しを綺麗にする人、教室・廊下の隅々まで丁寧に掃き掃除をする人、男らしく端から端まで雑巾がけに励む人、教材が詰まった鞄やバックが提げられた重い机を幾つも運ぶ人…1人ひとりが人任せにせず自ら進んで勤労に励む姿がそこにありました。手抜きする人がいない分、やる気が起きる・して当たり前という気持ちになれる。素晴らしい一体感でした。やっぱり、教室環境が仕上がっているのには、ワケがあるのですね!

冒頭でUDと表記したのはユニバーサル・デザインの略称です。掲示物の貼り方や位置に一定の決め事を設け、いつ・誰が見ても情報が安心して得られるように工夫されています。また、座った時に制鞄は右側、リュックは左側に揃えて掛けるように定めています。そうすることで、教室に統一感・安定感が生まれ安心しやすい生活空間になります。更に、机間の凹凸も一定になるので非常に通りやすくなっています。我々教員の机間巡視や、生徒たちによる配付物などもスムーズに行うことができ、効率UPにも繋がっています。


長崎日大に入学して、早や5ヶ月が経とうとしています。すっかり校訓の”勤労”を定着させ、実践してくれている1-3の皆さん。安心感と落ち着きのある環境の中で、ぐんぐん学力と協働性を高めてくれていることでしょう!

2020.8.25 とある先生の”至誠”

 

高校職員室内にある「印刷室」の一角に関するお話しです。保護者宛て文書に課題プリント…毎日大活躍の印刷機が並んだ、学校の中でも1・2を争う稼働スペースです。毎日、膨大な量の印刷物を刷るため、インクはもちろんのこと更半紙(用紙)も相当量消費することになります。毎日のように業者の方がせっせと運び込んでくださり、画像(左)のようにこの一角に山積みされていきます。

実は、数学科の宮本先生が、毎日の夕刻に段ボール箱をわざわざ開梱し、画像(右)のように棚に並べて取りやすく・使いやすくしてくださっています。業務分担でもなく、誰に言われるわけでもなく、もちろん「しておきましたよ~♪」と仰ることなどありません。「先生方が使いやすいように」との思いから、完全に自発的になさっている日々の習慣です(こうやって紹介していることも、後で怒られるかもしれません…ごめんなさい)。本当にありがたく、ただただ頭が下がります。

人知れず周りの人のことを思い、さりげなく行動する。
これこそまさに、本校の校訓が求める”至誠”の姿ではないでしょうか?!「生徒が主役」の長崎日大ではありますが、先生方も校訓を戴した毎日を過ごしておられます。

生徒・教職員を問わず、長崎日大に集う私たち一人ひとりが、永田菊四郎先生の想いを胸に、自分にできる至誠の実践に努めたいものですね☆

2020.8.24 語れる自分を磨こう☆彡

8月も後半に差し掛かり、高校3年生の総合型選抜&学校推薦型入試に向けた準備も慌ただしくなってきました。
私も、数人から相談や添削依頼を受けていますが、これらの準備をしながら目の前の学習にも手を抜かずに取り組むのは、さぞ大変だろうなぁ…と思いながら支援させてもらっています。

上の画像は、とある大学の総合型選抜(昨年度までAO入試と呼んでいた形態)の出願書類です。1枚目(左)の自己推薦書は「語学能力」「国際交流」「スポーツ・科学・文化・芸術活動」「学校内の諸活動」「自主活動」「各種資格」「学業成績」「特別な活動」「その他」について、積極的に取り組んだものに○をつけるよう指示されています。複数選択可と記されていますが、言い換えれば、1つや2つじゃ通用しないと言われているようにも思えてきます。また、この用紙の裏面は、A4丸々1枚を利用して「表面で○印を付けた項目について、その内容【経験や成果獲得に向けた努力のプロセスを含む】を具体的に記しなさい」となっています。単純な結果報告は求めていないと、こちらも厳しい表現力のジャッジが待っています。

2枚目(右)では、「志願学部・学科に関連して自己アピールできることを1,600字以内で記入」することが要求されます。表面だけでもマス目ぎっしりの圧迫感がありますが、同サイズの枠が裏にも印刷されています。憧れや思いを訴えるだけでは、字数も内容も薄っぺらいものになるのは必然。如何に自分がその学部・学科に適性を有しているか、そこに入るために何を為してきたか…そういったことを論理的・実証的に書きまとめることが不可欠です。

結論!付け焼刃ではどうにもなりません。誇れる自分・語れる何かを持っていなければ、到底太刀打ちできない入試スタイルとなっています。高校3年間、あるいは中高6年間をかけて、自分磨きをしておく必要がありますね☆彡

2020.8.23 夏が落ち着く”処暑”

本日は、二十四節気でいう「処暑」。夏の過ぎ去った頃を指す、14番目の季節の言い表し方の時季です。

まだまだ暑い毎日ですが、少しずつ秋を感じさせる涼しい風も吹き始め、「真夏の暑さも次の季節に向かってちょっとずつ落ち着いていく頃」を迎えているようです。お天気ニュースなどでは「暦の上では秋ですが…」などと良く聞きますが、名実ともに処暑となってくれると有り難いですね♪

夏の暑さが本当に落ち着いてくれるかはさておき、8月後半の学校生活を落ち着いて過ごすことはとっても大切になります。高3にとっては、日本大学基礎学力到達度テストまで1ヶ月。他学年にとっても、河合塾系の学力テストが次の週末に迫っていますし、夏の進研結果をもとにした現状分析と課題克服に向けた取り組みを始動すべき時期となります。さらにさらに、3日後の26日に行う実力テストは、全ての長崎日大生にとって夏の頑張りの成果が試される機会ですもんね…

正直、まだまだ夏休み気分も皆さんの中にはあると思います。その切り替えのきっかけに、処暑と言う季節の変わり目を活かしてくれたら幸いです。まだまだコロナの不安も夏の暑さも拭いきれない毎日ですが、全員で落ち着きを意識して丁寧に過ごしていきましょう♪

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