2020.09.20~09.26

2020.9.26 データで見る「生きた言葉」

26日付の長崎新聞に「2019年度 国語に関する世論調査」の結果が紹介されていました。この調査は、言葉の理解度・普及度・変化や浸透の度合いなど、我々の言語活動の実態を掌握すべく毎年行われているもので、毎年9月頃を目安に前年度結果が文化庁より公開されます。(下記リンクから文化庁HPの資料を閲覧いただくと、より興味深い詳細が分かります)https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/92531901_01.pdf

今回のブログで、この調査を1つずつ掘り下げることはいたしません。ただ、大学入試改変・学習指導要領改訂などによって「実生活に基づく資料を読み取る力」が重視されるようになりましたので、こういったデータを踏まえて思考する・論理的に分析する癖を付けることは非常に大切になっているといって良いでしょう。例えば「~活」については、10代であれば”部活”、20代(就活)・30代以上(婚活)・高齢層(終活)などのように各世代に適用される表現があります。恐らくは、そのことが他者が使うことが気にならない理由や、自身も使うというパーセンテージの高さにつながっていることでしょう。一方でガン見など「ガン~」の表現は使用が若者に限定されており、中高生と接点のない(少ない)世代は「気にならない」以前に「聴く機会がない」ことも想定されます。また、自身も使う割合は当然世代が制約される分低く出るはずです。「アラ~」も同じように、30・40・50歳のそれぞれ前後しか表現があてはまらず、聴きはするが使わない人が多いのも頷けます。(アラ還、アラ古稀などの言葉も生まれてきているようです。現在のアラサー~アラフィフ世代が60・70代になる頃には、調査結果もガラッと変わるかも知れませんね!それもまた”言葉が生きている”ということの証と言えるかもしれません)

誤用と思われていた言葉がいつしか市民権を得て辞書にも掲載されるようになる…杓子定規に「間違いっ!」と咎めずに変化・変身することは、ある意味で日本語の持つ柔軟性と見ることもできます。ぜひ、資料をもとに”生きた言葉”の不思議や魅力に触れてほしいと思います。そして、現在「長崎日大 時事ワーク」でも取り組んでいますが、新聞などの図表を見て「読み解き、理由を分析し、自身の意見を持つ」ことも、新たに求められている学力観の1つとして大切にしてください!

2020.9.25 自分の中の”Best3″を♪

高3の皆さん、基礎学力到達度テスト、本当にお疲れ様でした♪ 新型コロナウイルス感染症対策の一環として試験の実施方法も調整が行なわれ、今年度は史上初の2日間実施となりました。集中力・緊張感を維持する難しさもあったと思いますが、まずは4教科・科目をやり切った皆さんを労いたいと思います。

さて、試験が終わったばかりですが、今後のことについて少し触れておきたいと思います。下級生の皆さんにとっても毎年直面する事柄なので、ぜひ参考にしてください。

今回の受験結果は、さっそく10月2日(金)に判明します。この際、今回の分のみならず高2~高3の計3回分(令和2年度4月は中止となりましたので、現高3・高2生は2回分)の総合成績が通知されます。この結果を元に、それぞれが日本大学への出願について面談等で決定していくことになります。自身の希望と、過去の当該学部学科のセレクション(出願対象者の選抜・決定)結果を見ながら、出願する学部学科を決めていくプロセスが待っているというわけです。
ここで大事になってくるのが、①第3志望まで選択できること ②志望順位より得点順位が上回ること です。

例 (生徒) (得点)  第1志望    第2志望    第3志望
Aくん  220  ■学部A学科  ■学部B学科  ■学部D学科
Bさん  215  ■学部A学科  ■学部B学科  ■学部C学科
Cさん  210  ■学部B学科  ■学部C学科  ■学部A学科
Dくん  205  ■学部A学科  ■学部B学科  ■学部C学科
Eさん  200  ■学部C学科  ■学部A学科  ■学部B学科
Fさん  195  ■学部B学科  ■学部C学科  ■学部D学科

あくまでもイメージですが、このように選抜されていきます。相手(Bさん)は第2志望、自分(Cさん)は第1志望にしていても、得点の高い方が選ばれ、相手(Dくん・Eさん)に点数的には及ばなくとも学科の選択次第では内定者に選抜される(Fさん)という、凡その仕組みをご理解いただけるかと思います。

今回は分かりやすく■学部1つを例に挙げましたが、本当のセレクションは十数学部・何十学科から志望を決定することになります。したがって、セレクション通過には作戦も大切、言い方を変えれば作戦の立て方によっては日本大学合格がグッと近づくことになる…というわけです。もちろん、「日大ならどこでも」というわけではない生徒が大多数のはず!だとすれば「どこなら自分がしたい学問・研究ができるのか?」あるいは「詳しくチェックしていないだけ、学部・学科名のイメージで判断しているだけで、実は興味がわく内容ができる学部・学科が他にもあった!」というような最終確認をきちんと踏まえて、第1志望~第3志望を予めイメージした上で面談に臨むことが大切ですよね?!

結果判明から、セレクションへの申請有無を決定するまでにはそれほどたっぷり猶予があるわけではありません。できれば結果が来る前に上記のような情報収集を済ませ、必要ならば担任の先生と話す機会を設けられていると、面談やその後の最終確認もスムーズに進むと思いますよ♪

2020.9.24 気を抜きなさんなよ…

高3の皆さん、日大基礎学力到達度テスト1日目、お疲れ様でした♪ 明日は、残りの数学&地歴or理科。最後まで集中力を切らさずやり遂げましょうね!!

さて、本館を大事な試験会場として使っている関係から、今日も明日も自宅学習となっている高1・高2の皆さん…大丈夫ですか?!

何が大丈夫かって?もちろん、中間考査に向けての対策をしっかり講じているかということです。「まだ来週の水曜日からだし…」などと油断していたら大間違いですよ。月曜・火曜は、通常日課で7校時まで授業がありますから、試験勉強に充てられるのは帰宅後からのほんの数時間。そして水~金曜日の平日3連戦ですから、始まってしまってからの試験勉強にも限界があります。つまりは、金~日の3日間が大きなカギを握るということです。単なるラッキーな休日と誤認して、ゆったりHolidayを満喫しているようでは、中間考査の結果も”推して知るべし”です。その辺りを充分に自覚して、この週末を過ごしてほしいものです。

高3生の頑張りと緊張、それが後輩諸君に少しでも伝わり、自分たちもしっかり準備せねば!と奮起するきっかけになることを祈ります☆彡

2020.9.23 時は来た!

いよいよ、今年度の日本大学付属高等学校等基礎学力到達度テストが明日実施されます。

前日となった今日は、試験会場となる各教室の準備(受験番号の貼り付けetc)や試験本部の設営などを行い、明日・明後日に向けて態勢を整えました。ビシッと整頓された試験本部を見ると、毎年のことながら背筋が伸び、緊張感を覚えます。

以前にも触れたとおり、北は北海道・札幌から南は宮崎まで、全国26校の付属校高3生が一斉に受験する大きなテストです。1点2点で順位も大きく変動し、その結果で人生が変わるといっても過言ではありません。どの教科・科目とも、終了のチャイムが鳴るまで諦めず、最後まで問題に喰らいついてほしいと思います。

日大入試として、定期考査の代替として、自身の学力測定として…受け止め方はそれぞれ違っても、池内校長が仰る”ALLOUT(出し尽くす)にこだわり、チーム長崎日大として挑める団体戦にしましょう!日大を本気で狙っている人ほど、緊張や不安を抱えているかもしれません。ただ、それを感じられるということは、それだけ真剣に準備をしてきたという証拠です☆彡

時は来た! 皆さんの健闘を祈り、試験本部から応援しています♪

2020.9.22 過去問のススメ

10月に入ると、「大学オープン模試」などと称される、各大学別の試験(国立大の2次試験や難関私大の一般入試など)を想定した模擬試験が行われます。そんな時季を迎えることもあって、例年この辺りから重宝されるのが、いわゆる“赤本”に代表される各種の過去問題集です。

いきなりオープン模試に直行するのではなく、予め問題のレベルに触れておきたい…そんな意図もあっての活用でしょうが、オープン模試が行なわれない大学についても有効だと思います。

歴代の合格者たちが口を揃えてこの時期の効果として挙げているのが「時間の足りなさを自覚する」ことだそうです。ただでさえ問題のレベルが高い上に、9~10月だと地歴・理科などで終わっていない分野もありえます。ですから、“時間通りに終わらない”ことを確認した上で、どうやって時間を縮めていくか、詰めていくかを考えることがとても有意義だというわけです。もう1つは、もちろん「出題のレベル・傾向を知る」ことです。大半の現役生には、大抵何らかのウィークポイントがあります。克服すべきポイントをチェックし、同時に各大学の問題との相性を見定めるには、やはり過去問が最適でしょう。

11月にもなれば、否が応でも大学入学共通テストが気になってきます。センターから変更となる初年度ですから、例年になく対応するための多めの対策も必要かもしれません。逆算しても、9~10月がチャンスと言えますよね♪

日々の授業や模擬試験など、過密なスケジュールの最中にあって、まとまった時間を作ることは難しいと思います。だからこそ、少し先の予定を見据えて「ここでなら…」という機会を模索してみましょう!

2020.9.21 ”秋”の主役!

この週末には、色々な部活動で秋の公式戦が行われています。新型コロナウイルス感染症対策ということで、競技によっては、帯同・応援できる生徒を限定したり教職員・保護者の観戦に事前登録を求めたりと徹底した上での開催となっています。

スポーツの秋には、やっぱり長崎日大生が良く似合う! さっそく、
【陸上競技部】県高校新人大会  男子総合優勝 女子総合準優勝
【弓道愛好会】県高校新人大会  男子団体準優勝
【野球部】九州高校野球県大会  1回戦 13-2 VS鎮西 コールド快勝
など、嬉しい知らせが続々と届いています。残念ながら夏の大会が中止・縮小となってしまった高3の先輩たちも、1・2年生の活躍を頼もしく感じてくれていることでしょう♪

まだまだこれから、各部活動の大会も順次行われていきます。生徒が主役の長崎日大。秋の主役の座も譲れませんっ☆

2020.9.20 ”医学部”という頂

秋に入り本格化する受験対策。どの生徒にとっても、非常に大切な時期を迎えていることは疑いようもありませんが、とりわけ「医学部医学科」という頂を目指すためにすることは色々とあります。

まず大学入学共通テスト対策。これについては、多くの一般的な大学・学部に向けては「何点を目指すか(取るか)」がポイントになりますが、その中で「何点までなら落とせるか?」と引き算の発想で考えておかなければなりません。得点率85%~90%は譲れないラインとなります。得意教科をどれだけ万全にし、苦手教科(あくまで対自分比)の失点をどれだけ抑えられるか。高い次元で両立を狙った学習が大切です。
2次個別対策や私大医学部対策については、長時間難問に挑み続ける集中力・耐久力を付ける学習の工夫を今から少しずつしていく必要があります。また、医療で言うトリアージ(治療優先度の決定)と同じように、解答の優先順位を的確に判断する力が必要になります。医学部入試の問題は全て解けるほど易しくなく、合格ラインを目指すにあたって”解く問題と捨てる問題の選別”を考えなければなりません。もちろん、今から捨てる準備をするわけではないのですが、解ける問題を確実に解き、部分点を取れる問題は的確に掻き集める…そういった戦略的なものも必要になってきます。
加えて、面接があったり問題に医療的内容に踏み込んだ問題が出てきたりすることを想定し、医療用語・医療問題にも関心を持ち頭の中で整理しておかなければなりません。

我々教職員も、大手の医療予備校から講師を招き、毎年研修の場を持って傾向・対策を学んでいます。(画像は予備校HPで紹介されている本校研修の様子です)ここ5年ほどは長崎大学医学部医学科に連続して合格者が生まれ、昨春入試では日本大学医学部など私大にも複数名が合格しました。先輩に続けとばかりに懸命な努力を重ねる生徒たちに対し、適切・的確なサポートでバックアップしたいと思います♪

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