2020.06.07~06.13

2020.6.13 初の大学入学共通テストに向けて!

ベネッセコーポレーションが実施している進研模試。6月回として実施されていた進研マークも、新テスト導入に伴い「大学入学共通テスト模試」と銘打たれリニューアルされました。我らが長崎日大高3生も、昨年度2月以来久々の入試実践型のマーク模試に挑みます☆

入試改革のみならず、コロナ禍の影響にも振り回され、今年の高3は本当に大変です…しかし「愚痴ってばかりもいられない!やるしかない!」という覚悟が感じられ、学習に向かう具体的な姿勢を見せる高3生がコースを問わず存在して頼もしい限りです。今日も気合い十分な感じでしたので、試験がスタートしてから邪魔するわけにもいかず、受験カード記入時間に様子を見にいきました。受験生情報や志望校記入の段階から、既に私の存在にすら気づかず集中モード!良いことです♪

教室にも熱い檄文が掲げられていました。
今日・明日の2日間、目標・目的意識を
持って挑みましょう☆
ガンバレ、長崎日大高3生!

2020.6.12 剣士への朗報

新型コロナウイルス感染症の影響をどうにかこうにか回避しつつ、学校全体も少しずつ日常を取り戻しています。
一方、なかなか軌道に乗りきれずにいたのが「剣道」です。競技の性質上、密接が避けられないため、他の部活動に比べ規制が多めに残されています。

そんな中、何とか工夫して単身の稽古や体力づくりに励んでいた日大剣士たちに朗報が♪全剣連が10日から対人稽古の自粛を解除し、新しいガイドラインに沿っての稽古が再開されました。面マスクやフェイスガードなど、変わらず留意しながらではありますが、大きく前進です☆彡

さっそく、気持ちも新たに活動している様子を見せていただきました。第6弾としてご紹介します!

2020.6.11 きちんと読むチカラ

最近、数学の先生方と話していると、「先生っ、結局のところ数学も国語力次第なんですよね…」というような言葉を良く耳にします。あくまでも相対的にではありますが、”確率”などを教えていても、設定条件をきちんと読み押さえることができないため正確な計算力を持っていても答えに辿り着けない生徒が増えている気がするとのことでした。

確かに、2019年末に発表された最新の国際学習到達度調査(PISA)においても、日本の高校生の読解力低下が目立ちます。アジアの近隣諸国と比べても、特に読解力のスコアについては深刻である実態が浮き彫りとなりました。どうやら本校の一傾向というわけでは無さそうです。一教科と捉えずに、基礎的土台として国語をしっかり学んでほしいし、私たちもこの状況の脱却に努めたいと思います。

そこで、突然ですが実力診断です!流石に、このぐらいの問いは難なく読みこなします…よね?


高1で、国語・数学・英語・理科の4教科に調査したら、次のことがわかりました。
ア 数学が好きな生徒は、国語が嫌いである。
イ 英語が嫌いな学生は、国語が好きである。
ウ 英語が好きな学生は、理科が嫌いである。

では、これらのことから確実に言えるのはどれですか?
① 国語が好きな学生は、理科が好きである。
② 数学が好きな学生は、理科が好きである。
③ 国語が好きな学生は、英語が嫌いである。
④ 理科が好きな学生は、数学が嫌いである。

2020.6.10 永田菊四郎という人

本日は本校の創立記念日です。私たち長崎日大人にとっては、永田菊四郎先生に思いを致す1日です。

日本大学のHPでも紹介されているとおり、平戸出身で現在の日大法学部を卒業と同時に弁護士試験に合格。その後、単身でドイツのベルリン大学に渡り工業所有権法に関する論文で博士号を取得されました(当時、海外で博士号を得ることは相当に難しかったようです)。帰国後、日本大学の教授職に就かれ、昭和33年から44年まで第5代総長(現在の学長職)として活躍されました。本校創立が昭和42年ですから、永田先生の集大成としての事業が長崎日大を長崎に創ることだったと表現しても過言ではないでしょう

若者を愛する優しくて熱い先生であったと伺っています。学生運動華やかなりし時代でしたから、大学を守る気持ちと生徒に寄り添う想いとの狭間で、心労も大きかったことでしょう。退官されたその年に亡くなられたことも、永田先生が全身全霊で総長職を全うした証に思えてなりません…

”熱き誠の心”を持ち、教育に、学校生活に全力でぶつかっていく。教職員も生徒の皆さんも、そんな「永田イズム」を大切に、明日からまた頑張っていきましょう!

2020.6.9 「こまめ」かつ「確かな」情報収集

9日の13:00~15:20に、全国の教育委員会・自治体担当者に対して、文部科学省が「学びの補償に関する施策説明会」を開催しました。リアルタイムの動画配信による説明会で、私たち私学にも案内をいただきました(前日の夕方でしたが…苦笑)。とはいえ、平日の午後、ガッツリ授業も詰まっています。そこで、帰宅後に同配信の保存版を視聴しました。

「各自治体の現状に応じて」を前提とした、様々な対策の指針が語られており、確認作業ができたことは大変プラスでした。連日のようにコロナ関係の資料が届き、最大幅のファイルも3冊目に突入する勢いですが、やはり直接文科の責任者から聞けると信憑性が増します♪

そんな中、活字化されていない事項で、あらためて安心感を得たのが上のスライドの説明でした。『「新しい生活様式」を踏まえた学校衛生管理について』と題して、健康教育・食育科長の平山直子氏が発言されたもので、教室内で2mはおろか1mさえ確保するのは難しいという状況に対し、【専門家にも何度も話を伺い、「1mというのもあくまでも目安であり、1m無いから感染しやすいというエビデンスは全く無い。」という回答を得ている。物理的に何とか確保できる85cm程度であっても、マスク着用と換気を併用することによって充分な対策となることをあらためて申し上げておきたい。】とのことでした。また、左側のような図表が独り歩きしがちですが、これについても「市中で感染が拡大した場合に、すぐこのような対処に移行できる準備を整えていただきたいという例として紹介しているもの」と話されました。これについて、本校では分散登校により既に実証を済ませています。

もちろん過信はいけません。今行なっている対策が弛んでもいけません。先生方らも生徒を思っての相談を受けますが、ダメなものはやっぱりダメです。しかし、情報をこまめに、そして確実に得て、できることは着実に進めていきたいと思います。

一部報道では、今月中に2021年度大学入試についての方向性が示されるとのこと。こちらも大事な情報収集のポイントですね☆彡

2020.6.8 成長の跡♪

突然ですが、アメリカ合衆国の国旗です。中3の言語技術は「描写」の復習が今回の単元となり、今日さっそく3-Aで授業を行いました。

中1・高1の皆さんには、まだ馴染みが薄いと思いますが、長崎日大中では国語の一部を「言語技術教育」に充てています。世界共通の論理的表現力(記述力)、正しく思考しその思考を筋道立ててアウトプットする力などを養成するためのプログラムで、茨城県つくば市の専門機関で複数名の教員が受講を修了し指導にあたっています。九州内では本校のみの取り組みとなっています。

「アメリカの国旗を見たことが無い相手に、言葉だけで(実物もイラストも見せずに)正確に伝えるにはどう話したらよいか?」
これを、必要な情報や伝達すべき順番を議論しながら洗い出し、パラグラフとして記述するのが「国旗の描写」という単元になります。何も知らなければ「星がいっぱい」「横長」「赤白の線」などという曖昧な情報を、思いつくままに並べ立てて論理を台無しにしてしまいます。

しかし、そこはもう中学3年生!「横3縦2の比率の長方形で」「全体の色は、等間隔に引かれた赤と白の横じまです。」など、言語技術の大前提である”Large to Small”の原則に沿って、的確なコメントをどんどん発言してくれます(B組・C組にネタバレしないよう、このぐらいにしますが)

招き猫先生の「ことちか日記」にも、中3の進路選択ガイダンスについて記事がありましたが、もうそんなことを考える時期になったんですね…コロナに振り回されるように慌ただしく過ぎる毎日ですが、中3生の成長の跡を感じられて嬉しい1コマの授業でした☆

2020.6.7 我慢比べっ!

今年の高1から、土曜日の授業日課が70分×2コマに変更となっています。定期的に欠けることが多い分、授業日にまとまった学習量を確保できるようにとの発想で着手した改良点で、今後3年間で完全移行していくこととなります。
さて、”70分授業元年”とも言うべき高1の土曜も昨日が2回目。クリエイトでは、古典文法「用言」の総復習(演習)に時間を割きました。

生徒には11枚、活用の種類に分けたプリントを配付しています。表・裏1セットのプリントが仕上がった分が、次々と私に提出されます。
もちろん、全生徒分を採点するわけですが、間違っている部分には○を付けず正答も書きません。かといって模範解答も配りません。その代わり、文法書や私が配った活用表など、何を使って調べても良いというルールです。

解答を与えられると、どうしても「分かったつもり」になってしまいがち。答えを見て、写し書いて、そこで満足してしまうことが多くなります。ただし高1古典文法は、今後の得点力のカギですから「本当に分かっていないと困る!」分野です。どんなに時間をかけてでも、少しずつ1枚ずつ、自分の力でコンプリートを目指してもらおうと思います☆彡(もちろん、返却時などにヒントは小出しにしますが)

11枚×80人=880枚かぁ…最初の提出でクリアできる可能性を8割見込んでも、トータル1,000枚超えますね(汗)
でも、目の前で全力で解いたり家でじっくり考えなおしたりして、生徒も努力の跡をキチンと見せてくれています。さぁ、みんなの根気と大量採点の我慢比べだっ!

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