2021.01.31~02.06

2021.2.6 どうなる、2年目?!

「次世代も動き出そう!」と昨日分Blogで綴りましたが、さっそく今日は大学入学共通テスト模試に高2生が挑戦しました。

今日・明日2日間に分け、5(6)教科7(8)科目のマークセンス方式のテストに臨むこの模擬試験。2日間の詳細日程こそ違いますが、まさしく「大学入学共通テスト」を想定したものとなっています。今の力でどのぐらい通用するものか?これからどんな力を鍛えれば良いのか?そういったことを見極めるべく、さっそく今日は国語と外国語(英語)が行われました。

国語の問題を見せていただいた実感としては、今年の実際の共通テストよりも「試行調査に近い」という印象を持ちました。資料の読解や古典の複数文引用など、問うている内容は見かけほど大きく変わらないのですが、「変えてきた~」という雰囲気はこのテストの方が伝わってきました。初見の高2生にとっては、時間配分をはじめテクニカルな部分で、戸惑う要素もあったことでしょう。先日、北九州予備校の有吉先生も仰っておりましたが、もう次年度の共通テスト問題までは完成しており、今は令和5年度入試に着手しています。もし「初年度は”様子見”の年として、2年目(つまり今の高2が受験)から意図する形に寄せていくぞぉ…」と当初から計算して作ってあるとしたら、今年の共通テストと比較して新傾向が色濃く反映したものになっている可能性もあります。

問題と真剣に格闘し、トライ&エラーの中で実践力を磨いていく。高2の今から取り組むことには、そんな大きな意味合いがあると思います。2年目となる大学入学共通テストに上手く対応していくため、本気勝負ができる貴重な模試の機会を大切にしていきましょう。ますは、明日もファイト!

2021.2.5 次世代も動き出そう!

今日は、諫早市立長田中学校の生徒の皆さんと引率の先生が、総合的な学習の「高等学校訪問」ということで来校されました。

本校入試広報部主任の橋本先生による学校紹介・プレゼンテーションや、デザイン美術科の木本先生&数学科の守永先生による体験授業、校舎見学に質疑応答と盛り沢山の内容で、半日かけてじっくりと長崎日大を知っていただくことができました。みんなとっても素直な生徒さんたちで、真剣に本校スタッフの説明を聞き、質問なども積極的にしてくれました。「大切なことをしっかり吸収して帰ろう!」そんな気持ちが伝わってきて、とても良い交流の時間を過ごすことができました。

彼らの中学校でも、1つ上の学年の先輩方は今まさに入試の真っ只中にあります。本校を含め私立高校入試も終わったばかりで、公立高校もつい先日終わった前期日程に続いて、今後後期日程が待ち構えています。そんな上級生の姿を見ながら、次は自分たちの番だ!と意識して2年のうちから動き出すことはすごく重要であり大事なことだと思います。それがきちんとできていた長田中の皆さんは、きっと様々な比較検討を重ねながら、時間をかけて最適な進路選択を実現してくれることでしょう♪

長崎日大の中2・高2の皆さんはどうですか? 
くどいようですが、中2・高2の3学期は「中3・高3の0学期」です!次世代としての意識や自覚を持って大切な時間を過ごしていきましょう。

2021.2.4 キミにしかできないこと

高校職員室前の廊下に掲示された末竹先生の墨書が替わっていました。

私がこの世に生まれてきたのは、私でなければできない仕事が何か一つこの世にあるからなのだ。

相田みつをさんの名言です。「一人ひとりに意味がある・価値がある。だから、みんなはみんなで良いんだよ♪」末竹先生からのそんなメッセージが伝わってきます。それぞれが違うからこそ、”チーム日大”として集団となり、まとまった時にそのパワーが何倍にも何十倍にもなるのだと思います。ぜひ、そんな一人ひとりである自分に磨きをかけ、キミにしかできない何かを、長崎日大での3年あるいは6年間の中で見つけ磨いてほしいと願っています☆彡

さて、ちょうど高1国語では『論語』を取り上げており、「吾十有五にして学に志す。(訳:私は十五歳で学問を真剣に志すようになった。)」を説明しながら、「みんなも15歳を過ぎたけどさぁ~、ちゃんと学問を志してる?!」と冗談めかした皮肉を言いながら授業を進めているところです。ただ、この一節には続きがあり、「五十にして天命を知る。(訳:五十歳で天が自らに与えた使命を理解する。)」とあります。生徒にツッコミを入れてはいますが、アラフィフの私も自身の使命を自覚などできておらず…生徒のことを言えませんね。

生徒が自分にしかできない何かを見つけようとしている。それを一緒に考え、探し、見つけるお手伝いをすることが「教師」としての天命と言えるのかもしれません。私たち教職員も、そんな自覚を持って生徒たちと関わっていきたいと思います。

2021.2.3 できない!トリアージ

週に1度、時事問題に触れた新聞の記事をもとにワークシートを解き、世の中の事象を理解して自身の考えを深める。本校で取り組んでいる「長崎日大★時事ワーク」については、以前活用の様子を取り上げたことがあります。この準備をするために、毎週更新される教材コンテンツに目を通しています。

今週アップされた教材の1つが「天声人語」を使ったワークだったのですが、コロナ禍で病床の逼迫が進み、このままだと医療が崩壊しトリアージを行わざるを得ない危機的な状況である、との現状を憂うコラムでした。トリアージとは「選別」を意味し、どうしても全員を治療できない状況下において優先順位を決めることを表して使います。もしこのような事態に本当に直面するとなったら…一体どうなってしまうのでしょう?!

同じように、絶対にトリアージができない(許されない)場所が、私たちの学校です。それぞれに出来ることと出来ないことがあり、個性や可能性も一人ひとり異なる子どもたち。学力に限って考えたとしても、伸びたい・分かりたい!と全員が思っています。(その為の実践ができるか、素直にそれを意思表示できるかは別として…)だからこそ我々は、全員を育てることを目標に学校教育を推進しなくてはなりません。

生徒用の時事ワークの教材選びをしながら、そんなことを考えさせられました。

2021.2.2 教科横断の重要性☆

週末に行われた「日大チャレンジ・特別進学模試(4月の日大基礎学力到達度テストに向けた実力診断の試験)に次のような問題が出されていました。

問.松尾芭蕉が奥州の平泉で詠んだ俳句として、最も適切なものを一つ選びなさい。
 1 夏草や兵どもが夢の跡
 2 閑かさや岩にしみ入る蝉の声
 3 荒海や佐渡によこたふ天の河
 4 草の戸も住み替はる代ぞ雛の家
あまりにも有名な紀行文『奥の細道』を踏まえた問題で、当然正解は「1」です♪

それほど難問というわけでもなく、中3次の”学びの記憶”があれば充分に解答可能な問題と言えます。ただ、より確実に理解するためには、「奥州・平泉」の土地勘や藤原氏と源頼朝らが激しく争った、世に言う”奥州合戦”の知識、つまりは社会科の学びの深さが相当重要になってきます。

現在、このような「教科横断型の学び」の必要性や大切さが言われており、シラバス(年間指導計画)を考える中でも意図的な編成が求められてきています。上述のように「テストに出るから」ということではなく、リンクした学びはより教養と知力を深めてくれるはずです。私も中学で国語を指導することがありますし、高校教科書にも「奥の細道」が教材として掲載されています。授業を通して社会・地理歴史への興味を抱かせることが出来るよう工夫したいと思います☆彡

2021.2.1 地の利・付属の利!

日本大学 N全学統一方式第1期 入学試験会場
と、大きく表示版が掲示されているこの場所、皆さんもちろんご存じですよね?そうです。長崎日本大学高等学校の本館正面玄関です。実はこの、通称「日本大学N方式入試」は長崎日大も会場の1つとなっています。

国公立大学を志願する生徒にとって、悩みのタネとなるのが”併願戦略”です。万が一に備えて私立大学をいわゆる”抑え”にするわけですが、その多くは本学入試。つまりは「その大学に実際に行って受験する」スタイルです。中には福岡受験などもありますが、そうはいっても移動が伴いますし、天候状態など諸々の心配を考えると宿泊も検討しなければなりません。実は2月上旬は国公立大受験にとっても大切な時!出願を終え、過去問などを手にいよいよ本当のラストスパートをかけるべきタイミングなのです。

▲移動のリスクがある(ましてやコロナ禍…) ▲時間がかかる  ▲経費がかかる  ▲前期日程対策が遅れる

とまぁ、色々なマイナス面もあるわけです。そんな中、通い慣れた自分の学校に普段と同じように登校し、スクールバスなどいつもの手段で往復できる。そんな”日常の中で大学入試が完結する”ことは、付属校である長崎日大の大変大きなメリットと言えます♪しかも! N方式=全学部入試ですから、平たく言えば「1回の試験で複数の学部・学科の合格を1度に得られる」お得感もあります。複数回・複数校の私大を掛け持ち受験しなくても、これ1回でかなりの併願対策となります。費用的にも学習的にも国公立の2次個別に傾注できる、素晴らしい入試制度と言えますね。

また、今日も他校生がともに受験に挑んでいましたが、県内の日本大学志願者のお役に立てたかな?とも思っています。同じような環境・境遇の中、3年間頑張ってきたのですから、彼らにも吉報が届くことを祈っています♪

下級生、特に国公立大学への受験・進学を本気で考えている皆さんは、この日大N方式の仕組みやメリットをしっかり熟知しておきましょうね!!

2021.1.31 卒業生からもエール!

2月1日に行われる「日本大学N方式入試」の会場設営と運営準備のために、付属学校課の清水様をはじめ、4名の本部職員の方々が本校にお見えになりました。我々も教頭・進路指導部主任・事務局担当でお迎えし、昼過ぎから日没近くまで、入試に向けた最終確認が進められました。

N方式については明日に譲るとして…

作業が進む中、アニバーーサリールーム前の廊下を歩いていると、少し距離のある所から本部スタッフのお一方が向かって来られ、声をかけられました。聞けば、この方(野村さん)平成14年の本校卒業生。田代教頭や亀田先生のクラスだったそうです。野球部が3年連続で甲子園出場を果たした、その3年目に入学してきたという野村さん。当時、私が応援部顧問で甲子園にも帯同していた関係もあり、授業には行っていませんでしたが覚えてくれていたようです♪

日本大学法学部に進み、そのまま日本大学本部職員として活躍を続けている野村さん、いや、野村先輩。「N方式をたくさん受験してもらえて、職員としてもOBとしても嬉しい。緊張するかもしれないけれど、母校で受験できる強みを活かして頑張ってほしい!」とメッセージをくださいました。

卒業生が大学の要職で活躍している(何と、本部人事部の主任!)ことと同時に、そんな先輩が長崎日大の後輩たちを想う気持ちがまた嬉しく感じました。明日受験する生徒の皆さん、力強い応援のエールを受け取りましたよ!全力を出し切り、N方式を全うしましょう。

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