招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R2 5/29

突然であるが、
吾輩たち「招き猫」は、古来「縁起物」として扱われることが多い。「縁起物」と一言で言っても、その範囲は広い。
吾輩たちのように「商売繁盛」から出てきたものがイメージしやすいだろうが、鰹節や昆布、おせち料理の品々なども縁起物なのである。中には、七福神様なども含まれることがある。このへんはちと属性が異なるのであるが。

本日、語りたいのは、皆様よくご存じの縁起物である「クローバー」についてである。

先日、朝から、本校の理事長である力野孝典先生が上機嫌で「五つ葉のクローバーを見つけたよ。」と現れた。
「知る人ぞ知る」なのであるが、力野先生は若い頃から「早朝からの清掃・整理整頓」を自らの習慣としていて、今も尚、朝早くから校舎内を掃除してくださっている。その早朝の登校途中で「五つ葉のクローバー」を見つけたそうな。

四つ葉のクローバーを見つけるといいことがある、幸運が訪れる、所謂「good luck(幸運)」の象徴としてよく知られている。
「四つ葉はわかるけど、五つ葉は良い意味なのかな?」と、とりあえず検索してみた。
すると、四つ葉のクローバーを「幸運」と呼ぶように、クローバーには枚数によって異なる花言葉があるとのことがわかった。

ちなみに、一つ葉のクローバーは「始まり」、二つ葉のクローバーは「調和」、三つ葉のクローバーは「希望」になり、四つ葉は「幸運」、五つ葉は「繁栄、財運」であった。特に四つ葉のクローバーには古くから邪気を払う、願いが叶うなどの言い伝えの他、魔除けとして使われていた背景がある。力野先生もこのことを知っていて、長崎日大の魔除けを求めて「四つ葉のクローバー」を探していたようだ。また、実際に四つ葉のクローバーを身近な場所で見つけた場合、その人に幸運が訪れる予兆であり、捨てるのはよくないので手元に置いておくのが吉であり、五つ葉は隠し持つと不幸になるが人に贈ると受け取った人にも幸運が訪れるなどとの言い伝えがある。

力野先生が、せっかく見つけた「五つ葉のクローバー」を、「中学生に見せたら喜ぶかも」と、「ソエジー」こと、クリエイトコース長の副嶋先生にさっそくプレゼントしていたことも腑に落ちた次第である。

四つ葉のクローバーは1箇所に多く生えていることもあり、意外に感じるかもしれないが、四つ葉のクローバーを探し当てる確率は、1万分の1、10万分の1と言われている。五つ葉で100万分の1なのだそうである。「クローバー」についてネットで検索していると、ある記事の最後に、
そして、何よりも、自分が大切に思う人たちの「幸運」を願う瞬間、
その時間を大切にしていきたいものですね。
とあった。生徒の皆さんや先生たち、学校全体の魔除けとなり幸運をもたらすように「四つ葉のクローバー」を探そうとしてくれた力野先生の気持ちが嬉しい吾輩であった。

本日はここまで。

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