招き猫先生の『ことちか日記』

招き猫先生の『ことちか日記』R3 4/3~5

4/3から、日曜日をはさんで、本日までが「新入生オリエンテーション」実施中である。

本日は、かわいいかわいい中学校の新入生の皆さんも登場。

午後からは高校生がクラスごとにキャンパス内を歩いている。

毎年のことながら、緊張と決意が感じられる表情に、つい顔がほころんでしまう吾輩である。

在校生である「先輩」の皆さんには、進級とは「変化」のきっかけであり、「成長」のチャンスであると捉えていただきたいところである。

新入生の皆さんの入学もその意味合いは確かにあるのだが、最優先していただきたいのは「安心して新しい生活を始める」ということではないだろうか。

新入生全員に共通するのは、度合いの強弱こそあれ、「うまくやれるかな」「ついていけるかな」という心配、不安であろう。

新入生に対する吾輩たちの任務は、安心してもらうこと、生徒さんに対しても、保護者様に対しても、である。

4/3のオリエンテーションで、今井教頭先生が語っている中で、以下のくだりがあった。

もちろん、勉強はできないよりはできたほうが良いですし、部活動だってそりゃ勝てば嬉しいです。しかし、皆さんはそもそも長崎日大にいてくれるだけで、大げさに言えば、生きているだけで宝物です。長い高校生活ですから、色々な困難も待っていることでしょう。うまくいかないときだってあります。そんな皆さんのすべてを、私たちはこれから全力で支えていきます。
どうか、小さなことでも構いませんので、何でも話を、気持ちを聞かせてください。

それまでも、やや緊張の面持ちで聴いていた新入生の皆さんであったが、この言葉が出た瞬間、明らかに反応が違った。

言葉が心に届いた瞬間を見たような気がした。

学校が、先生が発する言葉は多い。「そのすべてが全員に」というのは至難の業であるかもしれない。

しかし、学校も生徒さんも保護者様も、お互いに「心を込めて言葉を発する。その言葉を心で受け止める。」そんな構図を目指していきたいものである。

新入生オリエンテーションが行われている体育館の後方には、新任の先生たちも緊張の面持ちで座っていた。

生徒さんも先生たちも緊張と期待、ドキドキワクワクの新学期スタートである。

本日はここまで。

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