ここ2日間は、長崎日大の「春の本場所」とも言える「日本大学基礎学力到達度テスト」が実施された。
4/20は高校1・2年生、4/21は高校3年生である。
入学間もない高校1年生とっては「初めての」学力テストの対外試合となる。
高校2・3年生にとっては、進学志望として日本大学を選択する場合の合否判定に影響する要素を持つテストである。
よって、一般的な校外模試とは違い、「公式戦」といった緊張感が漂うテストなのである。
日本大学の付属高校は全国に26校。ざっくり言えば、ひと学年あたり1万人である。
特に、東京、神奈川の付属は学力的にも高い。地方の公立進学校を凌駕するほどである。
そのライバルたちとの対抗戦、結果はいかに?である。
さて、拙ブログでもいつぞやかご紹介したが、良い機会なので日本大学の付属校について少し解説しておこう。
日本大学の名を冠する付属校は,学校法人日本大学の組織下にある「付属」(通称「正付属」)と,別法人の「特別付属」「準付属」に分かれている。
基本的に「付属」「特別付属」は「日本大学○○高等学校」,準付属は「○○日本大学高等学校」と,「日本大学」の名称が入る位置で区別がつく。
「大学が直接運営する」場合は、校名が(日本大学+地名等)となるのである。
1.日本大学(日吉)
2.日本大学櫻丘
3.日本大学鶴ヶ丘
4.日本大学藤沢
5.日本大学豊山
6.日本大学豊山女子
7.日本大学三島
8.日本大学明誠
9.日本大学山形
10.日本大学習志野
11.日本大学東北
特別付属
元々は正付属だったのだが、戦後独立して、今は別法人となっている学校が、俗に「ナンバースクール」と称される「特別付属」となる。(数字入り校名)
1.日本大学第一
2.日本大学第二
3.日本大学第三
4.千葉日本大学第一
準付属
本校「長崎日大」など、経営・運営が、日本大学とは異なる「別法人」である学校が「準付属」となる。(地名+日本大学)
1.大垣日本大学
2.土浦日本大学
3.岩瀬日本大学
4.土浦日本大学中等教育
5.宮崎日本大学
6.佐野日本大学
7.佐野日本大学中等教育
8.長崎日本大学
9.長野日本大学
10.札幌日本大学
11.目黒日本大学
先般のセンバツ高校野球出場校で言えば、日大三島さんは正付属、大垣日大さんと長崎日大は準付属ということになる。
特に、本校は、
時の日本大学第五代総長であった永田菊四郎先生の郷土である長崎に、日本大学の建学の精神と永田先生の教育の理想と信念を基調とした未来社会を支える新しい学校を創ろうという県下の有識者、日本大学の校友を中心とした皆様の思いが結実して、昭和四十二年に創立されました。
と、毎年の入学式においてご紹介しているように、11校ある日本大学の準付属高校の中において、稀有な創立の経緯となっている。
本日はここまで。