招き猫先生の『ことちか日記』R8 9/5・6

今週末、金曜・日曜と、長崎の水辺の森、長崎県立美術館へ。

 

皆様、ご存じの「長崎日大デザイン美術科卒業制作展」が絶賛!開催中であった。

今さら言うまでもないが、デザイン美術科で学んだ集大成の作品がずらり。どれを見ても力作である。

それと同時に、デザイン美術科の通常の授業を通しての作品も展示してある。

自らの感性のままに表現した芸術的なものから、クライアントという対象を意識しての作品、すべての製作活動の基盤となるデッサンにいたるまで、多彩な自己表現でいっぱいの空間となっている。

純粋に作品を楽しみつつ、ひとつひとつの作品に込められた生徒さんの意図するところを綴ってあるコメントを読んでいった。

どれもが秀逸かつ斬新、魅力的であったが、吾輩がうなった文章がひとつ。

「本来の自分」と題した作品のコメントである。

私は物心ついた時から、周囲の空気感と言葉の大切さを頭におきながら過ごしてきました。これは成長するにつれ、より真摯に向き合うものとなり、今では習慣になりつつあります。今回、私は「クイリングアート」という表現方法を選びました。それはこのアートの魅力が紙の繊細な表現から生まれる「見た目の美しさ」ということもあり、相手の気持ちを優先して場が上手くおさまるよう過ごしてきた自身の姿を重ね、最大限に思いを表現できると感じたからです。曖昧な形は空気感や迷いを、色味に純白の白と私が求めた楽しさや安定の意味を込め、対比する色彩にしました。これは私にとって18年間の節目であり、初めて「自分」という人間を外に発信する機会だと考えています。これまで様々なことにぶつかり悩んだ時期もありましたが、こういう気持ちも自身を形作ってきた大切なものとして、これからの人生を歩んでいきたいと思います。

もちろん、今回展示されているすべての卒業制作にそれぞれの思いが込められている。

ただこの文章に高校3年生の「今」をこめた思いというものが強く伝わってきたのである。

デザイン美術科の皆さん、ご指導いただいた先生方、本当にお疲れ様でした。ご来場いただいた多くの皆様、有り難うございました。

デザイン美術科、これもまた「長崎日大の誉れ」である。

本日はここまで。

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